イマジン? | 言いたい放題、言いっぱなし

イマジン?

今日は有川ひろさんの「イマジン?」についてのレビューをしていきたいと思います。

 

辛口な言い方をすればネタに詰まった作者が今までの引き出しを漁ってひねり出した作品。

そう、有川ひろは出会った人をモチーフにそこから膨らませていく作家である。

それはご本人がおしゃっていることです。

 

引用:小説丸 有川ひろさんインタビュー

https://www.shosetsu-maru.com/storybox/interview/81

 

強面で有ることを自覚しながら内面は優しくこまやかな心遣いができ後輩を見守る時は見守り、叱るべき時にはしっかりと叱る大神(キケン)的な先輩

小悪魔的で魅力的な女優

やらかすお偉いさん

出来る上司たち

気に入らない人たちを弾いていたら人材が足りなくなる業界の状況

同じ経験をして価値観が近いからこそ惹かれあう男女

鉄血宰相(シアター)のごとききっちりと金銭管理をしてモノづくりを支える存在

モノづくりは和が無いと上手くいかないが和が至上ではないという現実

正論を押し通すには根回しと相手の面目を建てなければ、無理が通ってしまう現実

 

今作イマジン?はシアター3を切望していた私にとり待ちに待ったという感じです。

シアターは沢城みゆきさんがモデルであると明言されていますし、一人歩きさせるには難しいのかなと思い今回の作品を見て諦めることができました。

 

イマジン?はイー君だけでなく色んな人が成長して夢に近づいていく物語です。

おっさんたちは、部下を育てることで組織を成長させて自分の夢に近づく。

中堅は、上に守られていることを自覚し若手を育てることで自らも成長する。

若手は夢をイメージして、ひよっこは目的自体を探す。

 

私も制作会社とは仕事上のお付き合いがあります。

こんな制作会社は実に稀有でありあり得ない。

しかし、中にいる人たちの理想を形にしたのがイマジン?なんじゃないかな。

青臭く、理想を追う人たち。

そんな人がいて欲しい。そう思いながら読みました。