ギョウジャニンニクとイヌサフラン | dai4bunkuのブログ

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  ギョウジャニンニクとイヌサフラン

 

 札幌市保健所は17日、アルカロイド性有毒成分を有するイヌサフランを誤って食べたとみられる札幌市内の2人が死亡したと発表した。

 イヌサフランはギョウジャニンニクに似ており、北海道内では過去10年間で17人の食中毒患者が発生。このうち7人が死亡しており、市保健所は「確実に食用と判断できない植物は食べないようにしてほしい」と注意を呼び掛けている。 

 

 市保健所によると、2人は今月上旬に亡くなり、道警が捜査。死因を調べた医師から「イヌサフランの誤食による食中毒の可能性が高い」と市保健所に報告があったという。2人は自宅の家庭菜園に間違えてイヌサフランを植え、葉っぱを食べてしまったとみられる。  ギョウジャニンニクはニンニクのような香りがして、根元が赤紫色である一方、イヌサフランは香りがせず、根元は緑色だという。

 

ギョウジャニンニクとイヌサフラン(有毒)

 

ギョウジャニンニクの芽生え

芽生えの頃はイヌサフランによく似ていますが、葉をもむとニンニク様の強い臭いがあるので、臭いを嗅げばすぐ判ります。

 

イヌサフランの芽生え(有毒)

早春の様子です。イヌサフランの芽には、臭いはありません。

 

 

ギョウジャニンニクの葉

葉は通常、1芽から1〜2枚(稀に3枚)しか出ません。葉は楕円形または狭楕円形で基部が次第に細くなっています。

 

イヌサフランの葉(有毒)

多数の大きな葉が互いに重なりあって出ます。葉は夏に枯れて、花が終わった後に出ます。 


ギョウジャニンニクの花
写真提供:昭和大学薬学部薬用植物園

 


イヌサフランの花

ギョウジャニンニク(ユリ科)

北海道、本州中部以北の林下に生える多年草です。7月頃、葉の間から花茎を出し、茎の頂上に白い小さな花を多数付けます。

自生地では山菜として食用にされ、名前も深山で修行中の「行者」が食用にすることに由来するそうです。
 

 

 

イヌサフラン(ユリ科)

ヨーロッパや北アフリカ原産の多年草で、9月頃、地中から長い花筒を出してピンクの花を咲かせます。花が美しく、コルチカムの名で観賞用に栽培されることがあります。

植物全体、特に球根(鱗茎)や種子に、アルカロイドのコルヒチンを含有しており、誤食すると嘔吐、下痢、呼吸麻痺などの中毒症状が起きます。

薬用としては、コルヒチン(痛風の鑑別薬)の製造原料となります

 

ギョウジャニンニクの球根(鱗茎)

地下には長さ4〜6cmの彎曲したラッキョウのような球根があります。外面は網状の褐色の繊維をまとっています。球根にも強い臭いがあります。

 

 

イヌサフランの球根(鱗茎)

地下には茶色の外皮の球根があります。球根を机の上などに置いておくだけで、花が咲くところから園芸植物として人気があります。

球根にも同じ有毒成分を含んでいるので取り扱いには注意が必要です。球根の内部は白く、ジャガイモと間違えて食べて中毒した事例があります。 

 ギョウジャニンニクとイヌサフランの芽生えの見分け方

  1. ギョウジャニンニクの芽生えには特有のニンニク臭がありますが、イヌサフランの芽生えには臭いはありません。
  2. ギョウジャニンニクの芽は、葉が1〜2枚ですが、イヌサフランの芽は、葉が多数重なり合っています。

 

 

ウォーター・リリー

イヌサフランの園芸品種で、花が美しくよく栽培されています。同じ有毒成分を含んでいるので、取り扱いには注意が必要です。

©東京都薬用植物園

  

爺さんの富良野町に住んでいる息子が、連休末に「ネギ取ってきたぞ!」とやってきた。

良く確かめもしないで、小さくて細い「ギョウジャニンニク」を持ってきた。

我が家の女房は鋭い!似たような葉のべつものの混入しているのを発見した。

 その場で指摘しなかったのが偉い。嫁は札幌育ちで、おそらく「ギョウジャニンニク」を知らないと思う。

 イヌサフランではなかったが、危ない・危ない。親子でも野草とキノコには、「信用できない」

 

家の周りに花壇や畑をおもちの方は気を付けましょう!