カラスの動き
ハシボソガラスが巣作り行動。今日は、「燃やせるごみの日」町内地域を一巡したが、めずらしくカラスの見張り行動が見えなかった。各ごみ庫も荒らされていなかった。
雪解けとともに雪の中から街路樹の小枝が顔を出す。積雪の重みで冬の間街路樹の小枝が折れて落下するので、雪解けが進むと小枝が散乱して顔を出す。
途中、犬友の「柴犬・小太郎」君に会ったので、おやつ3粒(飼い主さん曰く3キロも太った。)をあげた。・・・食事制限・・・。
その後、ライラックの植栽の下のほうで黒いものが、ゴソゴソ。よく見るとハシボソガラスの雌であった。口に十数本の小枝を咥え、植栽の根元に置いている、そして、折れた枝の表面の皮を必死に足をかけ剝いている。
やわらかい皮と置いてあった十数本の小枝もろとも口一杯に加え、豊平橋南緑地方向(ツバキホテルの裏の小緑地で例年、カラスが子育てする大きな松の木がある。)に飛んで行った。
3月も下旬、ぽかぽかと温かさを感じる季節、カラスの営巣行動を目撃した。
ごみ拾い活動も楽しい。犬友に出会る。カラスの行動を観察できる。球根を植えてある花壇のチューリップ、クロッカス、水仙等の芽吹きが観察できる。「狸の溜め糞」ならぬ、ワンカップの日本酒の空瓶を捨てる人間の行動を見て取れる。8時前後には、通学途中の子供たちの元気な顔も見られる。
ところで、カラスには「慈鳥(じちょう)」という異名もある。
慈鳥(じちょう鳩に関する名文を紹介しましょう。
反哺之孝(はんぽのこう)
親の恩に報いるような孝行のことをいう。
転じて、恩返しをすること。「反哺」は、成長した烏(からす)の子が親鳥に餌(えさ)をくわえてきて恩返しをするという意味。
『白居易(はくきょい)―慈烏夜啼』に、「声中如二告訴一、未レ尽二反哺心一」とあり、
また、『慈元抄(じげんしょう)―下』には、「鳩に三枝の礼有り。烏に反哺の孝あり」と記されている。
鳩の子は、親鳥のとまっている枝より3段下の枝にとまるという。
中国古来の言い伝えである。子供の教育に使ったたとえであろうか。
実際は、単なるたとえ話です、鳥は巣立ちすると親鳥と縁を切ます。雛が巣立ちの時、生育が悪く巣から落下し動けないケースがあります。親烏は、しばらく高い木の上から様子を見ますが、いつまでも動けないときは見捨てるという行動もあるようです。
その後は、実の親と喧嘩や餌の奪いあいを容赦なくします。