爺様の話:初秋の詩 | dai4bunkuのブログ

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金子みすゞ 「どんぐり」「梨の芯」(『金子みすゞ全集』より)

 めっきり朝は涼しくなった。落ち葉の数が日増しに増えてくる。
朝の犬友の諸君は、暑い時期を乗り切って気分も良く散歩の動きも
軽い。
 相変わらず、しっかり者の犬は、爺様の前に来て飛びついてくるか、お座りする。
 初秋という季節がやってきたのだろう。
 
 あいかわらず、福祉関係の会議・行事等々が多く、全く減らす気はないようだ。
 市社協・区社協・区保健福祉部健康セクション・子育て支援等々
研修会だの、なんだかの縦割り行政の最たるもの。コロナ前に頻繁にやっていたものを、コロナ後、全部以前に戻して、下ろしてくる。
 我々の組織はこれらの下請け企業でも組織でもない。
高齢者の中で、比較的健康で動ける者が、地区ごとにボランティアで動いている高齢者の見守り主体の福祉のまち推進センターである。
 
 こんなに、「あれも・これも」といって「上位下達」の考えを改めなければ、福祉のまち推進センターを廃止すれば良い。
 
 子育て支援は、幼児保育が進み、利用者は、「3歳未満の幼児」
とその保護者である。区の健康・子ども課が、福まちを通して予算を降ろすだけで、活動主体は主任児童委員の皆さんが運営リーダーである。
 子育て支援や子供主体の行事をやっても、保護者はスマホ中毒で「手から離さない。」よい子が育つはずがなかろう。
 今後、福まち推進センターの予算を切り、地区の民生委員児童委員協議会に予算を降ろし、主任児童委員主体で運営するように是正すれば良い。
 福まちは高齢者支援・見守りを目的に運営しているところに、受け皿として、子育てを保険福祉当局が後付けしたものだ。
 
 いずれにしろ、研修・会議もシンポジウムだとか、偉い先生の講話だとか、難しいものばかり。物忘れが顕著に、腰が曲がり、目も悪く、耳の遠い、入れ歯の白髪の爺・婆を呼びつけて難しい「小理屈論」をレコードの空回りのように「しゃべくって、聞かせてさ」
なんになる。「馬の耳に念仏」・・・・・。
 
 研修会だか、勉強会だか、講演会だとか、とにかく回数が多すぎる。対して読みもしない、会議資料・講演資料等も相当金をかけたカラー版の豪華なものだ。
 回数を減らせ! 予算を無駄遣いするな!資料は、どうせ雑紙にするのだから「白黒の再生紙」を使え!その分、現場の活動される組織に下ろせ。下は、普段の活動時もお茶の1本も買ったらダメだという。
 
 涼しくなったら、多少頭が冷えて、言いたいことを書いた。
 
 批判論は、率直に受けますが、市社協と区社協テンデンバラバラ
会議等の回数で予算を組んでいるから、減らす気はないし、それぞれが担当者の実績造りに励んでいる。
 担当者が変われば、また、別のアイデアを出して新事業をやりだす。
 
 暑いムシムシの夏をのり切た。改革の見通しがなく、反省の兆しが見えなければ、「ムシ・ムシ」予算も執行することなく返戻させていただく。
 最後は、地区福まち推進センターの要綱を廃止し、解散手続きに進めば良い。覚悟はできている(心の中に自死の懐剣を持っている。)。批判論を受けて立つ!
 
 今年は、札幌市町内会条例ができて、デジカル化や町内会活動の足元点検の大事な時期。また、福祉と同様、大事な防災のシーズンに入った。
 防災も、区・市の縦割りで危機管理部門が勝手に区を乗り越えてわけのわからない、避難所運営訓練を進めだした。また、社協等も
避難困難者対策、ボランティア受け入れ研修等を、消防は消防で防火委員会を通して研修会等を上位下達する。
 
 市の部長会議や、区の定例幹部会議・町連会長会議等でこうした実態を検証して改めるべきは、改めて欲しいものだ。
 
頭を冷やし休憩しましょう。
爺様の好きな金子みすゞさんの初秋の詩をどうぞ。
 

どんぐり

どんぐり山で
どんぐりひろて、
お帽子にいれて、
前かけにいれて、
お山を降りりゃ、
お帽子が邪魔よ、
辷ればこわい

 

 

 

 

 

 

 

どんぐり捨てて
お帽子をかぶる。
お山を出たら
野は花ざかり、

 

お花を摘もう

前かけ邪魔よ

とうとうどんぐり
みんな捨てる。

 

梨の芯

梨の芯はすてるもの、だから
芯まで食べる子、けちんぼよ。

梨の芯はすてるもの、だけど
そこらへほうる子、ずるい子よ。

梨の芯はすてるもの、だから
芥箱
へ入れる子、お利巧よ。

そこらへすてた梨の芯。
蟻がやんやら、ひいてゆく。
「ずるい子ちゃん、ありがとよ。」

芥箱へいれた梨の芯、
芥取爺さん、取りに来て、
だまってごろごろひいてゆく。