歌が苦手な人を指す、あの言葉に正式名称があるなんて知らなかった!
爺様は、「オンチ」である。
唱和23年に樺太からの引上げ者家族である。生きていくのが精一杯で、家庭内で歌を唄うなんてことはなかった。
小・中学を通して、「音楽」の股間が、一番苦痛であった。
合唱のときは、口パクでごまかす。音程が取れない。縦笛の時間の時は、わざと忘れていった。
成人になって、「カラオケ」とやらが流行りだした。
仲間と飲みに行っても必ず「カラオケ」となる。あるとき、上司から「君も唄いなさい。」と催促された。
「私はオンチでダメなんです。」
「俺の前で唄えないのか」
とダメオシされた。しかたなく、「カラオケ画面の歌詞をなぞりながら♪~」と唸った。冷汗どどく。胸バクバク
倒れそうになった。
上司曰「本当にひどいオンチだな!やめろ!」。
この、トラウマがいまでも尾を引いている。何年かかかって、恥・外聞を捨てて取り組んだが、やっぱり人前で歌う自信が沸かない。
80歳目前の今も「オンチ」である。
3~4年コロナのおかげで「カラオケ」行事がないので、ストレスがない。
「先天的音楽機能不全」という病気だとわかったので一安心。
「オンチ」の正式名称って?
歌が苦手な人を総称する「オンチ(音痴)」と言う言葉。自覚している人もいれば、他人に指摘されるまでわからない人、謙遜目的で使用する場合、さまざまです。
さて、この言葉には、正式名称があります。知っていますか?
正式名称は、「先天的音楽機能不全」と言います。
デジタル百科事典によると、「生理的欠陥によって正しい音の認識と発声のできないこと」、「音程や調子が外れて歌を正確にうたえないこと」を意味します。
声量の調整ができない、リズムが合わせられない、ある音域が出せない、音程をキープできない、などを総称してオンチ(音痴)と呼ぶのだそう。
しかし、音痴や「先天的音楽機能不全」という言葉を使うと、軽蔑のように感じられることから、音楽教育の現場では「調子外れ」という言葉が使われることも。
謙遜する場合にも使う言葉でもあるので、一概にNGとは言えませんが、いずれにしても多用すると、聞く側は良い気はしません。注意深く使うべき言葉の一つです。
いかがでしたか? 普段使っている言葉でも、実は正式名称があるなんて面白いですね。
日本ではこうした略語や正式名称がたくさんあります。
音痴の原因には、大きく分けて、「聴覚に問題がある」場合と、「歌う事に慣れていない」場合があります。
この聴覚に異常があり、正しい音程が脳に伝わらない事による音痴は、自分でも気付かないケースが多いです。
この場合、自分の歌声をいくら聴いても、音程が合っているのかズレてるか全然分からないのですから、そもそも正しい音程がつかめていないという事なのです。
こういった音痴の場合は、まず音を覚える事から始めなければなりません。正しい音を捉える事が出来るようにするところからが、スタートなのです。
次に、歌を歌う事や音程を取る事に慣れていない音痴は、自分で音がズレてると感じているケースです。
この場合は、自分の発声がある程度理解できているので、後は耳で聴いた音を正しく発声するだけです。
歌う事に緊張して喉がこわばっている場合や、1人で歌う事には慣れているのに人前では恥ずかしくなって上手く歌えない場合もあります。
これらは精神的な理由によるもので、ただ単に歌うことに慣れていないだけなのです。人前で歌を歌うという行為に慣れさえすれば、この手の音痴は比較的簡単に改善されるでしょう。
ですので、自分が音痴だからといって、人前で歌うことを避けるのは逆効果になります。歌うという行為に慣れていくに従って、自然に音痴も改善されていくはずです。あなたの音痴を治す為にも、恥ずかしがらず積極的に歌う機会を増やすようにして行きましょう。

