68%がやってよかったと回答。
不動産投資の利回り、失敗のリスクとは?
野村不動産アーバンネットの
調査によると、
不動産投資を行って
「良かったと思う」が 68.4%、
「後悔している」は 4.4%
という結果になった。
約7割が良かったという
「不動産投資」には、どんな魅力があるのだろう?
■ほかの投資商品に比べ「不動産投資」の満足度が高い
野村不動産アーバンネットは、
投資用不動産サイト「ノムコム・プロ」
会員を対象とした
「不動産投資に関する意識調査(第4回)」の結果を発表した。
今年5月にインターネットで実施したもので、
有効回答は749人
投資用物件保有者431人、非保有者318人
投資した商品について、
「今までの成果に対する満足度」
を聞いたところ、
「成果に満足している」
の回答が「不動産投資」
で 50.1%と最も多かった。
これに「債券(国債他)」 27.1%、
「外貨預金」 20.5%、
「FX(外国為替証拠金取引)」 16.3%
などが続き、ほかの投資商品と比べても
不動産投資の満足度が高いことが分かった
(図1)
投資用物件の保有者に対する設問では、
不動産投資を行っていることについて
68.4%が「良かったと思う」
と回答し、
「後悔している」の回答は
4.4%にとどまった
(図2)。
図1:投資商品について、
今までの成果に対する満足度をお聞かせください。

図2:不動産投資を行っていることについて、
良かったと思いますか。

■安定した収入が最大の魅力だが、リスク面にも注意
投資商品といえば、真っ先に国債や株式、
投資信託などの金融商品が思い浮かぶが、
不動産も投資商品になり得る。
つまり、マンションやアパートなどの
不動産を購入し、購入した不動産を
賃貸して賃料を得たり(インカムゲイン)
売却して利益を得る(キャピタルゲイン)
で、投資額を上回る利益を
得ようというものだ。
今の市況では、キャピタルゲインは
あまり期待できないので、
インカムゲインを狙うことが多くなる。
不動産投資のメリットとしては、
賃料は株式や外貨のように
大きく変動することがないので、
安定した収入を得られることが挙げられる。
そのため老後の年金代わりに
運用するという人も多い。
実際に調査結果を見ても、
不動産投資のメリット(複数回答)として
「安定した副収入が得られる」
56.5%と最多で、
「資産形成(拡大)が図れる」
45.8%
「老後の安心につながる(私設年金)」
43.4%
と続いている。
また、条件によっては、所得税や
相続税の節税効果があるといわれている。
調査結果でも「節税対策になる」
が33.9%という結果になった。
一方デメリットとして、
不動産の価格は高額なので、
投資額が大きいことが挙げられる。
そのためにローンを利用すれば、
金利が上昇すると返済額が増えるという
リスクが生じる。
また、頻繁に買ったり売ったり
できるものではないため“流動性”が低いことや
大家として不動産経営に関与できる反面
不動産を管理する手間や経費が
生じることも、押さえておきたいポイントだ。
では、実際にどの程度の
利益が期待できるのだろう。
投資の判断基準に「利回り」がある。
具体的には、投資額に対して、
どれだけの利益が得られるかを示したもので、
利回りが高いほど収益性が高いことになる。
利回りには、一般的に
「表面利回り」
と
「実質利回り」
の2種類がある。
【利回りの計算例】
※購入価格:2000万円
年間賃料:120万円
年間経費:20万円
購入時諸費用100万円の場合で試算
○表面利回り
年間賃料120万円÷購入価格2000万円×100
=6.0(%)
○実質利回り
年間賃料120万円-年間経費20万円
÷購入価格2000万円+購入時諸費用100万円
×100=4.76(%)¥n
実質利回りのほうが現実に近いと言えるが、
あくまで参考データとして見たほうがよい。
実際には家賃滞納や空室の発生などで、
予定通りの賃料が得られないこともあるし、
自然災害などの予想外の補修費用の
発生なども考えられる。
どの程度の利益を得られるかは、
こうした諸条件を織り込んで
詳細な利回りをして検討することになる。
不動産投資は、投資額が大きい点で
リスクを抱えることになるが、
同じ利回りなら投資額が
大きいほど利益も大きくなる。
調査結果を見ると、
投資用物件の総投資額は
「5000 万円以上~1 億円未満」
が最も多く 22.7%
「1 億円以上~2 億円未満」
が 21.8%
「3000万円以上~5000万円未満」
が14.2%と続いている。
また、不動産投資で得ている年間収入は
「200 万円以上~400 万円未満」
が 18.3%と最も多く
「100 万円以上~200 万円未満」
が 15.5%
「400万円以上700万円未満」
が14.6%と続く結果となっている。
要するに、収益を上げられる不動産を
見極められれば、安定収入を得られるので、
ライフプランを考える上でも
有効に活用できるということ。
ただしどんな不動産でも、
必ず利益が期待できるわけではないことに
注意しましょう。