取り戻したい。摂食障害で失ってきたこと | 生きづらさの末に摂食障害になった主婦の回復記録

生きづらさの末に摂食障害になった主婦の回復記録

二児の母の日常を記録していきます。

拒食症になって以来、苦手なことは座って過ごすこと。


座る=太るという思い込みが根強く残っています。


摂食障害についていろいろ知識を得るうちに

私のような「常に立っている」も摂食障害あるあるだと知りました。


「座る」が苦手だから映画館は行けなくなりました。

(自宅なら立ってストレッチしながら観られるからOK)


日常の買い物などの移動は自転車か徒歩。

自転車は体を動かすから座ることにならない。


なにより生活に支障をきたすのが

子どもたちの学校や習い事の送迎。


これがもう、苦痛で苦痛で。


片道たった5分の送迎でも罪悪感が出てイライラ。


さらに謎のマイルール

『食べてから1時間は座ってはダメ』にしばられていました。


拒食症から回復するにつれ

1時間が45分になり30分になり、、、


いまは10分に短縮したものの

やはり食べてからの時間に関わらず座ることに罪悪感はあります。


この罪悪感のせいで

家族との日常の出かけ先は歩きか自転車で行ける場所に限られたし


もちろん映画館は一緒に行けなくなったし


とにかく子どもたちには

ママ=車での送迎を頼んではいけない

になってしまいました。


多少の小雨でも自転車で出かけていく子どもたち。


後で聞くと

他の子はみんな親に送迎してもらっていたというパターンがとても多く

子どもたちには本当に申し訳なく胸が締め付けられる思いでした。


それなら送迎しろよ、ともちろん自分でも思いました。


が、そうすんなりマイルールを破れないのが摂食障害脳の恐ろしさ。


私は家族と楽しめるはずの時間を

拒食行動や過活動のために捨ててきてしました。


拒食症から回復するにつれ

この事がいかに勿体なかったか、ようやく気づけるようになりました。


いま、愛する人たちと楽しむ時間を取り戻しています。


昨日は娘と車でお出かけ。


私の信頼する美容師さんにカットしていただき

そのあと服や靴を買いにお店を3軒はしご。



ほんっとに楽しい時間でした。


過活動に時間を費やすより、愛する人たちと楽しい時間を共有したい。