前編だけでもすごく気付きがあったので書いておきます。
私、高校生〜大学生の頃まではオタクって忌むべきもの(すみませんw)のように思っていた。(今思えばそれも植え付けられた価値観なんだけど。)
それが、オタクがだんだん市民権を得るようになってきたなー、それどころかオタクがむしろクールなものと捉えられるようになってきたなーと感じるのがここ10数年。
でも、この番組を観て、実は、「オタクがだんだん市民権を得た」のではなく、「オタクはクールだという価値観の逆転、革命が起こった」のだということに気付いたのです。
そして、その価値観の逆転、革命を引き起こしたのはインターネットの普及だった。
ここで「オタク」という言葉の私なりの定義をしておきます。
狭義→独特の絵で描かれたアニメの熱烈なファンやアイドル(主に少女)の熱烈なファン
広義→ある特定の物事にどハマりしていて、かつ知識豊富な人
番組内で誰かが(ヒャダインだったかな?)「人前に出ることや社交が苦手な人が、インターネットのおかげで自分の才能を世の中に出したり生かしたりすることができるようになった」という旨の発言をしていて、なるほどー!と思った。
(今個人で簡単に商売を始められるのもその延長ですしね。)
言葉で説明するのがまだ難しいんだけど、インターネット以前の世界で重きを置かれていた価値観は、インターネット以後の世界でより一人一人の個人の力や特性に焦点が当たり、より多様性を容認するものに変化したのではないかと思う。
だから、広義のオタクの在り方(おそらく、インターネット以前の世界ではそれほど重視されない在り方で、だからそういう在り方を十把一絡げにオタクと言っていた)を含めてオタクがクールだという価値観の大逆転が起こったのではないかと。
そして、今の世の中の変化の速さを見るに、これからも価値観の大逆転や革命は起こる(時期とか回数とかは分からないけど)と思います。最中では分からなくても、気付いたら昔と違う!って感じるのかもしれないし。
世界は本当にBC(Before Christ、紀元前)AD(Anno domini、紀元後)のようなインパクトでインターネット前とインターネット後に分けられるんだろうな。(あと日本は311前と後)