08/09シーズン リヴァプールVSウィガン  #37 | イングランド・プレミアリーグ学

イングランド・プレミアリーグ学

イングランド・プレミアリーグを色んな角度から分析していく学術的ブログ☆

リヴァプールのホーム、アンフィールドで行われた


リヴァプール2位) VS ウィガン13位



■注目ポイント


・前節シティに劇的な逆転勝ちをおさめたリヴァプールは、トーレスをケガで欠いても勝つことができるでしょうか…


・ウィガンは今シーズン加入のFWザキがどれだけのパフォーマンスを見せるのかが注目です。



■結果


    リヴァプール 3  -  2 ウィガン


得点者  37分、85分 カイト      29分、47分 ザキ

      80分 リエラ



■試合分析


F・トーレスが代表戦でケガをし、この試合欠場を余儀なくされたリヴァプールは、カイトキーンの2トップに左にリエラ、右に久々の出場のペナント、中央をジェラードシャビ・アロンソの最強コンビという形で試合に臨みます。


一方のウィガンは大黒柱のヘスキーがコンディション不良で欠場し、1トップに大注目のザキ、1.5列目の様な形でダニエル・デ・リッデル、右にバレンシア、左にカポ、中央はパラシオスキャタモールが務め、DFは左からフィゲロアシャルナーブランブルメルヒオットで、GKにカークランドという形です。


ウィガンは昨シーズン降格争いを強いられなんとか残留を果たしましたが、今シーズンもここまで苦しんでいるようです。


しかし、前半試合をコントロールしたのはウィガンでした。


ここまで13位とは思えないほどの細かなパスワークと洗練された連携は見事で、アウェイとは思えないほどの勢いで前線からの良いプレッシャーをかけていました。


一方のリヴァプールはやはりトーレスがいない分前線でボールが収まる時間が少なく、更にウィガンの早いプレッシャーに戸惑いを隠しきれていないようです。


すると29分に前線からプレッシャーをかけることを怠っていなかったザキがリヴァプールDFアッガーのコントロールミスをかっさらい、そおのままGKとの1対1を落ちついて決め先制します。


ここまでの流れを観るとウィガンが先制点をあげても全くおかしくないほどに、ホームのリヴァプールは圧されていました。


アッガーシュクルテルのケガによって先発起用されただけに手痛いミスで先制点を取られてしまいました。


なおウィガンはペースを落とさずにプレッシャーをかけ続けます。


多少前半からとばしすぎではないかと思うほどで、観ている方とすればシティがリヴァプールに敗れた試合を思い出します。


すると37分先ほどミスを犯してしまったアッガーが左サイドをドリブルで粘り、中へ入れたところにカイトが押し込んで同点とします。


やはり苦しい時に頼れるのはカイトしかいませんね。


この試合気になったのはジェラードがいつもより低めの位置でプレーをしていることでした。


後方からパスをちらす役を務め、前線に積極的に上がるのはシャビ・アロンソの方でした。


前半はウィガンの勢いが増さりこのまま終了かと思われましたが、前半終了間際にスーパーゴールが生まれます。


右サイドをバレンシアが粘りに粘って入れたクロスを、ザキがかなり難しい体勢から見事なボレーシュートで追加点をあげました。


ボディバランスとシュートセンス抜群といった感じのシュートで、一瞬アンフィールドが静まりかえったほどです。


このスーパープレーで前半は終了。


ウィガンにザキありといった感じで、ヘスキーが戻ってきたらかなり強力なコンビが見れそうです。


前半はザキばかりが目立ちましたが、バレンシアカポデ・リッデルも自分達の持ち味を存分に発揮しており、かなり面白い試合を展開していました。


しかし、後半になるとやはり予想していたとおりウィガンのペースが徐々に落ちてきます。


前半とはうってかわって今度はリヴァプールペースになり、ますますシティ戦が頭を過ぎります。


リヴァプールは左サイドのリエラを中心に攻撃をしかけ、時間が経つにつれてジェラードが前線に顔を出すようになってきました。


どうやらこれは前半はなるべく体力を温存し、後半一気にたたみかけるという作戦だったのかもしれません…


今シーズンは逆転勝利が多いことが如実にこのことを物語っているようです。


そして74分、ここまでなんとかリヴァプールの猛攻をしのいでいたウィガンにシティ戦を完全に彷彿させるシーンが訪れます。


何とバレンシアが2枚目のイエローで退場処分となります。


これをチャンスと見たベニテス監督はすかさずドッセーナに代えてセカンドチームから上がってきたエル・ザールアルベロアに代えてベナユンを入れます。


ウィガンもデ・リッデルに代えてキルバーンを入れ、フレッシュな選手で残り時間をやり過ごそうと試みますが、もはやリヴァプールの勢いは止めることができませんでした。


80分エル・ザールが左サイドから仕掛け、中へ流したところをリエラが苦手な右脚でなんとかシュートし同点に追いつきます。


更にその5分後にはここまでぱっとしなかったペナントが右から素早いクロスを入れ、そこにカイトがボレーを叩きつけ逆転としました。


ウィガンにはすでに追いつく力は残っておらず、そのまま試合終了。


リヴァプールで苦しい時に頼れる男No,1のカイトが前節に続き逆転弾を決めこの試合勝利を収めました。


ウィガンは前半が良すぎたため後半に余力が残っていない感じでした。


もう少しバランス良く前半と後半を戦うことができれば勝利を重ねていくことができるのではないでしょうか…


それにしてもFWのザキは見事で、冬の移籍でビッグクラブにかっさらわれないことを祈りたいです。