アーセナルのホーム、エミレーツ・スタジアムで行われた
アーセナル(4位) VS エバートン(15位)
■注目ポイント
・ハルに敗れ、サンダランドに引き分けとここ2試合リーグではぱっとしないアーセナルはこの試合でいつもの調子を取り戻したいところ。
・エバートンの方も絶不調が続き、なんとか苦手とするアーセナルを相手にアウェイで勝ち点を奪って調子を上げたい。
・両チームに取ってこの試合は大きなきっかけ作りになるでしょう。
■結果
アーセナル 3 - 1 エバートン
得点者 48分 ナスリ 9分 オズマン
70分 ファン・ペルシ
90分 ウォルコット
■試合分析
両チームの対戦成績ではアーセナルが圧倒的に有利な数字を示していますが、ここ最近のチーム状況から考えるとどちらが勝ってもおかしくありません。
ホームという事を考えるとアーセナルの方が有利であるということは変わりありませんが、最近の攻撃陣の不調は目に余ります。
先発はいつも通りファンペルシとアデバヨールの2トップでしたが、中盤にこの試合ナスリが久々の先発出場になりました。
DFにはユナイテッドから来たシルベストルがアーセナルで初出場し、ギャラスがアキレス腱を痛めて欠場した分を埋める形になりました。
右のサイドバックには膝を怪我したサナャの代わりをソングが務めます。
エバートンの方はヤクブの1トップにフェライニとピーナールが攻撃陣を引っぱります。
注目のサハはベンチスタート、ケイヒルはサスペンションで試合には出れず、カスティージョとアニチェベはハムストリングを痛めておりメンバーには入っていませんでした。
更にDFのヨボも体調不良でこの試合を欠場し、モイーズ監督に追い打ちをかけます。
しかし、いざ試合が始まると落ち着かない立ち上がりから先制点を奪ったのはなんとエバートンでした。
なんとなく上手く繋がったロングボールをオズマンがピーナールにはたき、ワンツーで折り返したところにオズマンがギリギリ飛び込んでゴールゲット!!
アーセナルはあっけにとられた立ち上がりで、またもホームで勝てないのかという嫌な雰囲気が漂いました。
アーセナルは昨シーズンとは違って攻めのアイデアが無く、フレブが抜け、ロシツキをケガで欠くダメージは大きいようです。
ナスリもテクニックがあり非常に良い選手ですが、まだフレブの代わりを任せるのには荷が重いかもしれません。
初出場のシルベストルは非常にフィジカルが強く、安定した守備を見せていましたが、まだ周りとの連携が上手く取れていない感じがして、ヤクブやピーナールに何度かヒヤヒヤさせられるシーンがありました。
FWのアデバヨールとファン・ペルシはまだトップコンディションには到達していないようで、アデバヨールはシュートへの積極性に欠け、ファン・ペルシは確実性に欠けていました。
それでも何度かセスクがチャンスメイクを試みますが、深く下がったエバートンの守備陣をこじ開けることはできません。
エバートンはピーナールがその独特のボールの持ち方からドリブルで何度も仕掛け、チャンスを作ります。
身長190cm以上のMFフェライニのポストプレーなど、今の戦力で考えられる戦い方を前半は見せていたように思います。
そして、前半はそのままスコアは動かず、アーセナルファンは一抹の不安を抱えながら後半を迎えます。
後半始めから前半肩を痛めていたトゥレに代えてウォルコットを入れます。
すると後半開始早々、アーセナルのCKからDFがクリアしたところを、ナスリが低い弾道のミドルシュートをエバートンゴールに突き刺し同点とします。
これによってプレッシャーから解放されたアーセナルは試合の主導権を完全にエバートンから奪いました。
右サイドからはウォルコットが快足ドリブルで相手守備陣を切り裂き、左サイドからはナスリが絶妙なテクニックでチャンスを作ります。
エバートンはだんだん攻め手が無くなり、ヤクブを一人残して全員が守備を固める形となりました。
アーセナルはだんだんと自分達のペースを掴み、70分アデバヨールとセスクの崩しから、最後はファン・ペルシが頭でなんとか押し込み逆転に成功します。
エバートンのモイーズ監督はフェライニに代えてサハを投入しますが、攻撃の意図がわからず、結局試合終了間際にウォルコットとディアビに完璧に崩され3点目を失い試合終了。
アーセナルはこれまでの悪いイメージを払拭できる試合展開となりました。
まだ攻撃に関してはしっくりとこないところがありますが、この試合をきっかけに調子を取り戻して欲しいところですね。
エバートンの方はアウェイで負けを覚悟していたとは思いますが、このままずるずると負けを重ねていくのは非常に危険です。
次節のユナイテッド戦では良い戦いを期待したいです。