新しい年が明けてもう一ヶ月が経とうとしています。遅い遅い新年のごあいさつ失礼いたします。これを読んでくださっている方が健やかだといいなとねがいます。

わたし自身は、毎日何があるというわけでもないのにやるべきことは山積みで、手に負えないねぇと眺めながら御飯をつくっている日々です。
昨年は東京夜光の公演がどうにか叶い、舞台に立つことができました。改めまして、「fragment」にご来場いただいたみなさま、お世話になった方、助けてくださった方、みなさまにお礼申し上げます。公演後反省会をしながら、ひとつひとつ積み上げてきた公演、これからどこへ向かいたいのか模索しています。


今年の舞台出演はおそらく無いのですが、個人的には My Little Words about Hiroshima × You Project (わたしのヒロシマの言葉たち×あなた)を進めています。
今年5月、中国新聞社(中国地方、広島に本社がある新聞社です)の助成、ヒロシマピースグラントを受け、2度目の展示会を行います。作品の展示のほか、前回叶わなかった演奏会や朗読会を計画していますが、まだまだ手探りです。

 

はじめての展示会では、写真・絵画・イラスト・楽曲作品などを寄せていただき、90名ほどの方々に足を運んでいただきました。「わたしのヒロシマの言葉たち」に触れて製作された作品であれば形式は問っていません、言葉でも演劇でもダンスでも読書会でも…発表したことはないけれどこれが好き、という方も、あなたの好きな何かでご一緒できればと思います。少しでもこころを寄せてくださる方がいらっしゃいましたら、ホームページの問い合わせ先でも、Twitterでもブログでも構いません、ご連絡くださいませ。

今までもありがたいことに舞台公演で助成をいただくことはありましたが、それらはわたしにとって、これで舞台ができる、という経済的な意味でのありがたみでした。今回、自分の歩みが遅すぎて本当に開催できるのか恐怖に襲われることもありますが、このどこの馬の骨か知れない、頼りなげで誰かからしたらうさんくさいであろう企画に助成という形で期待を掛けてくださったことが、なによりほんとうにあたたかく感じられるのです。

 

わたしはヒロシマを、どんな風にあなたに伝えられるだろう。いや、あなたはわたしのヒロシマを、どんな風に受け取るだろう。

どうか少しでも、いい一年が紡げますように。
今も続く戦争、災害に、言葉が見つかりません。




わたしのヒロシマの言葉たち
20と、むっつめ


原爆ドームの柵の向こう
誰かいるような気がして
振り向いた

ばけて出てくれるなら
どれだけうれしいでしょう

あなたからの言葉がほしい
なんでもええけぇ言葉をください