雷雨が止んだ朝、庭のローリエを摘んだ。ぽきっという音と一緒に、わずかにさわやかな香りがする。季節が変わるときの雨が好きだ。
寒くなると、星野道夫を読む。この瞬間に、海を鯨が舞い、氷河を熊が歩くのだろうか。
久しぶりに行った動物園で、動物たちは思い切り走ることも飛ぶことも忘れていそうだった。それでも素晴らしく感じるのは、彼らがわたしに、恐れる気持ちを起こすからだと思う。
あのとき摘んだローリエを、封筒に入れて持ち帰り、いま、スープを煮込みながら、わたしは自然と生活が、少し少し近付いていけば、と願う。
寒くなると、星野道夫を読む。この瞬間に、海を鯨が舞い、氷河を熊が歩くのだろうか。
久しぶりに行った動物園で、動物たちは思い切り走ることも飛ぶことも忘れていそうだった。それでも素晴らしく感じるのは、彼らがわたしに、恐れる気持ちを起こすからだと思う。
あのとき摘んだローリエを、封筒に入れて持ち帰り、いま、スープを煮込みながら、わたしは自然と生活が、少し少し近付いていけば、と願う。