巨人の選手をかんたんにコメントしてみよ~~☆

去年のような細かい感じではなく、
本当にざっくり見た印象を適当にコメントしてみたいと思います。
お付き合い頂ければ幸いです!(見たのは交流戦前まです)


さて、まずはエース内海

去年は最多勝のタイトルだけでなく、非常に内容のある投球をしていました。
統一球への対応も非常にスムーズでストレートで押すのではなく変化球を交えて、
大人な投球術を展開。一皮向けたというレベルになりました。

そして今年はどうか!
・・・去年のようなレベルにあるかというとチョット足りない感じ。
打者をすいすいっと手玉に取る印象だったが、今年は一杯一杯で打ち取っている。
決め球のチェンジアップもそうだが、左打者対策のフォークも切れていない。
各球団に研究されたと言うよりは本人のレベルが上がっていない印象。
救いは粘り強い投球。本当に集中が切れなくなった。素晴らしい!
左右の投げ分けも十分なレベルで、調子の割りに流石と感じさせる。

原に四球が多いことを言われる投手だが、正直どうでも良い。
球種や誘いが多い投球術の部分が大きく、四球を気にしたら大胆に攻められない。
攻めのボール球なので、原の言うことは無視。
自分の信じた投球と四球を出しても気にしない図々しさを期待したい。

また、例年序盤は調子がいいタイプではなく、今後あがってくる可能性もある。
心配する必要はないかも。


そして杉内

巨人に入る前から本当に素晴らしいと何回も感心させられた投手の一人。
入団時に巨人も本人もめんどくさい事になり、メンタルだけが気がかりだったが・・・
本当に杞憂だった(笑)。

投手としての報道の印象は打者を圧倒するほどの「キレ」
奪三振の多さからも、技巧派と言うより、パワーピッチングで勝負する投手というイメージ。
ただ、去年の日本シリーズ(中日×ソフトバンク)をテレビ中継で見ていたが、
本当に粘り強いピッチングを展開する。

ひとたび投球を見るとその印象はがらりと変わる。
飄々とクレバーに。何が起こっても動じない。本当に表情やしぐさに出ない。
打者に振らせていくスタイルだが、ボール球をどんどん投げる度胸が良い!
ただ、基本細かいコントロールは無いので球数は多くなる。

球数が多いタイプだが、ペース配分がよく、普通に投げれば7回は計算できる。
おそらく野次も凄まじいだろうが、全くそれを感じさせないメンタルの強さ。

巨人の投手陣にとって、絶対的な存在になっていくだろう。
技術の塊のような投球フォームで、若手左腕には非常に生きた教材として参考になるだろう。
来年には18番が似合っているかもしれない。


ソフトバンクから強奪した二人めホールトン

清武時代から獲得を強く推奨されていた選手。
つまり2010年のかなり悪い状態のころから巨人では評価されていた投手。

ちなみにわたくし。去年の2011年で見る機会があったので興味深く見ていました。
(巨人の外国人獲得部門との意見の相違を確認したかった・・・という感じで)
そのときの印象は楽天相手に非常に悪いという評価でした。
せいぜい、2010年の成績よりは良い投手・・・ぐらいな。

私がスカウトなら絶対に獲得はしないタイプ。
しかし、一年通すと19勝と私の評価を思いっきり覆す結果となりました。

まあ他のタイトルホルダーの中で防御率は特別良かったわけではなく、
12球団№1のソフトバンク打線が大いに助けた部分が大きかったということもあるかもしれません。
いずれにしても、19勝という数字で私の評価が急上昇することはありませんが。

立ち上がりは上手な部類で、序盤に大量失点で試合を壊すことはあまりなさそう。
ただ、外人特有の100球制限バテが凄まじい。なにこの逆噴射。
なので、6回いいとこ7回くらいが限界の投手。
うわ~~面倒くせ~~。

今年の巨人はとにかく中継ぎが不安定。
結果を出しているマシソンや福田も、数字とは裏腹に不安定な投球。
高木もいつかはやらかす系。

つまり山口と西村以外は計算できる投手がまだ形成されていない!

と言うことである。
交流戦までは通用するかもしれないが、これは危険。
交流戦中に何とかして、戦力を形成したい。
ホールトンにとってはこの状況は結構逆風で、7回まで投げきらないとあぶないぞっと。

現状の評価は、
・ストレートに角度はある。が、スピードは思った以上に無い(多少甘く入ると危ない。勝負球にならない)。
・変化球のコントロールは安定している。が、キレは思った以上にない(簡単に討ち取れず粘られる)。
・上記2点でピッチングが苦しくなると仕草に出る(付け込む隙になる)。
・粘りが信条の投手のはずが、結構粘り負けして四球を出す。
・最多勝をとった投手の割にスタミナが無い。
・よって良いとこ10~12勝くらい(あくまで順調の場合)。
・試合がもつれ易く、ブルペンは常に動く。登板は兎も角リリーフ陣の1年の疲労が後半戦で怖い。

粘られるのがいやなら、簡単に打ちに行かず粘ればいいし、スタミナを削ってから仕掛ければいい。
その前にメンタルで自滅するなら狙い撃ち。スカウティングでこの辺のことは結構分かってたはず。
分かってないで獲得したなら巨人の外国人スカウトはやっぱり無能。

で、ホールトンは阿部のせいにするかもしれない。
外国人はなぜか阿部と合わないんだよなぁ。ぐむむ。

ともあれ、シーズン終わってどういう結果が出るか楽しみな選手ではある。
私の予想を大きく裏切って欲しいと思う。



長くなってしまったのでここで一旦終了といたします。
杉内あたりは勉強になりそうなので別件で検証するかもしれません。
とりあえずは、今回のような深く入らずさっくりと印象を適当に書いていこうと思います。
では皆様、ごきげんよう~~☆