第3子の児童手当増額は、多少は3人目を生む後押しになると思います。

 

月2万円の増額は大きいとはいえ、どんどん子供をつくろう!というほどの額でもないので、効果は微妙かもしれませんね。

 

この制度には気になることがいくつかある。

 

第一子と年の差がある場合、第一子が早く結婚してしまうと、おそらく第3子が第2子に繰り上がることになる。

 

結婚できる年齢が18歳なのに、22歳までとしてしまうと、結婚を思いとどまらせるようなことにならないのかな?

 

国としては、少子化対策として、早く結婚して子供を作ってほしいはずの制度なのに、なぜか第1子、2子は、年齢要件である22歳までは結婚しないでいてくれたほうが、親が得になるという謎の結婚抑止システムを内蔵してしまっているような。。。

 

子供が頑張って自立して、お金を稼いで独立する、というものちょっと待ってもらったほうが親としては得になってしまいます。

 

子供が頑張るのを思いとどまらせてしまうような制度では、なんかもったいないですね。

 

これを避けるにはやはり18歳までとして、手当を増やしたり、第4子以降には、金額をさらに1万円増額とかのほうがいいのでは?

 

上が18歳で抜けていってしまうため、第4子である期間は短いので、1万円くらいの増額は十分可能な気がします。

 

このあたりのことまで考慮されていればいいのですが、しっかりと制度を作っていかないと、逆効果になることもありそうです。

 

さらに、養子については、どういう扱いになるのでしょうか?

 

養子でなくても、扶養していることが条件だとすると、極論になりますが、一人っ子を3人以上集めて、扶養すると手当としては得になる。

 

他人の子を含め10人扶養している、というようなことをされた場合などに、何か対策はあるのかな?

 

そういうとんでもないことを考える場合も考慮していないと、すぐに悪用されそうです。

 

子供をたくさん産んでもらう方法として、3人目以降に手当を加算するのもありですが、若いうちに子供を産んだ場合に手当を加算するほうが、効果が大きい気がしますね。

 

たとえば、25歳以下で出産すると、児童手当を増額とか。

 

若くでこどもを産んだ場合、おそらく収入も低いはずなので、そこを助けてあげるほうが有効なのではないでしょうか?

 

しかも、若いうちに一人目を産めば、たくさん子供を産む可能性も上がるだろうから、結構効果がありそうです。

 

いずれにせよ第3子もおらず、もうこれ以上子供をつくれないであろう我が家には、あまり関係ない話ではありますが。。。

 

ちなみに、この児童手当増額については、予算の心配はあまりないため、簡単に実現できる制度になりますね。

 

年金とは違って、子供の数はどんどん減っていくのですから。

 

どれだけ子供を産んだほうが得になる制度をつくったとしても、子供を産めそうな年齢層が減ってしまうので、10年以内に子どもが増え始める、なんてことはありえません。

 

おそらく20年以内でもほとんど無理だと思う。

 

ということは、手当を増やしても、払う人数自体が減っていくので、同じ額の手当なら予算としては、どんどんと縮小していくということになる。

 

児童手当の増額というのは、同じ予算の中で子育て世代の若者を優遇しているふりをするには最適な制度なのかも!?