東京駒込の東洋文庫から名品を貸して貰ったとか。



右手に国立工芸館を見ながら。



歴史博物館へ。



ここはもともとは急金沢陸軍兵器支廠兵器庫として建てられた。

赤煉瓦倉庫ですね。

一時期金沢美大として使われて、

現在では歴史は貨物館として残ってます。



内装にかつての面影も残して。



1650年頃の日本地図はかなりテキトー❓



1719年「ロビンソン・クルーソー漂流記」


かなりむかしのお話だったんだね。



このポスターも地図。



ここからは写真🆖



ミュージアムショップでは関連商品も多し。



そのすぐ横手には赤煉瓦倉庫の基礎部分を透明にして見せています。

東京駅と同じく、かつては松の木で杭にしていたそう。



競争率3000倍の科挙試験の首席合格者の見事な答案も展示されてました。

クリアファイルとして販売。

合格お守りにもなるかも❓



記念コンサートも開かれてまして。



電子ピアノとサクソフォン。


観客で満席。

演奏が始まってすぐにアマチュアではなくプロだとわかった。

オーケストラアンサンブル金沢の方でしょうか?


プッチーニの誰も寝てはならぬ。

男性テノールの歌声を思い出す。


ラプソディ・イン・ブルー。

先日聴いた小曽根真さんとは共通する部分があって、それでより違いが際立つ。


もののけ姫のテーマ曲のアシタカせっ記。

これも美しく演奏してくれる。


観客の拍手が大きくてアンコールもあったけど何の曲だったか忘れちゃった。


ともかく楽しいひととき。



仕方がないので拝借画像から。


源氏物語のフランス語訳。

1928年版。

フランスではもっとも古いと。



日本のむかし話がずいぶん昔にドイツ語に翻訳されてるんだね。



江戸時代に出版された「朝鮮風俗図」

朝鮮通信使に聞いたのかな?




司馬遷の史記もありました。

明代のもの。



先ほどのロビンソン・クルーソー漂流記。

楽しい物語でした。



イエズス会は本部に多数の書簡が届けられた。

それは植民地支配の際に役立ちもしただろう。



マルコ・ポーロは口述だったのか。

「東方見聞録」

この本のせいでアジアへ船が渡る。

一攫千金を夢見て。


だいぶ話を盛ったのだろうな。



国宝の「文選集注」

紀元前からの中国の古典が集められた。

科挙試験には必須の教養だった。

平安貴族の教養としても親しまれ「枕草子」にも出てきます。



科挙試験の説明では、やはり相当な勉強を積まなければならなかったと。

だから働かねばならない下層の人々には現実問題としてチャンスがなかった。


こらは今の日本にも当てはまってしまうかもしれないな。

貧困家庭からは進学チャンスがあまりない。




「中国の刑罰」

ほんとうに?



展示されていたのは1772年の答案。

字が既に美しい。


まあ少しでも階級を変えるチャンスがあったのはやはり見事なものだとは思う。

そう民族も問わなかったし。

他の手段としては宦官になるしかないだろうし。



駒込に行って観た際にもなかったお宝も多かった。

海援隊からもしかして資金を掠めた岩崎家にも感謝しなきゃ。



石の坂道を降りるのは冬だと滑ります。

だから筵が敷かれてます。


夏は問題なく降りるのでした。