広重の摺に着目した展示だと聞いて参る。


江戸時代の彫り師や摺り師の技術レベルはとんでもなかったはずだ。



あべのハルカス美術館。


相変わらずエレベーターがややこしい。

間違えて乗り込み二往復してしまった。



春風亭一之輔師匠ならば聞かないわけにはいかない。

音声ガイドが始まる。

端正な声。


…本当に一之輔さんか?


広重だから楽に観られると思ったら違った。

混み混みである。


展示の途中に撮影可のコーナーがあるそう。


名作や面白いのを鑑賞してそのコーナーへ。



激しい雨が降る。



金沢八景の一作。



雪が深いぞ。



木曽の辺りですか。



「芝浦晴嵐」ときて。



嵐の雰囲気でもないが。

嵐の前の静けさは描かないでしょうし。



埼玉県行田市辺り。

確か映画になりましたね。

石田三成の水攻めに耐えたとか。



埼玉県もこのように雪が積もるのだろうか。


ピンとなる作品だけを撮ってたら、

もう写真🆖コーナーになってしまった。



展示会場を出ますと鬼太郎のポスター。

「妖怪が皆さんを待ってます」とのこと。




こちらの絵もありました。

東海道五拾三次です。


物足りないな。

仕方がないからネットから拝借。




これも東海道五拾三次シリーズのひとつ。


風が強そうです。



こちらの絵はゴッホが模写しました。

左が広重で、右がゴッホ。



この作品は初摺と後のとが比較展示されてます。


上が初摺で。



こちらが後摺。


説明を聞くまで違いがわからなかった。

上の絵の対岸の三つの灯が下には消えてます。

そして川向こうの二艘の舟も消えている。



土木技術の凄さが先に驚く。



デフォルメ。

実際には箱根には、こんなに切り立った山はありません。



雪の絵は多かった。



初摺作品。

のちの摺だと変更がある。

右のは初摺で間違えたもの。

湾曲した橋の下までも水面の色にしてしまった。

これは後に訂正される。

弘法も筆の誤り。



こちらは実物は大きい。

美人だと信じれば美人。

信じるものは救われる(かもしれない)



こちらは美人に見えた。

髪の表現が見事。

彫り師も凄いな。




こんな庶民的におかしげなのもあります。



ゴッホはかなり広重を模写したみたいです。



こちらも右側がゴッホ。




両国の花火はこの頃から派手ですね。



こちらは歌川豊国が広重を描いたもの。


北斎ほどに海外では知られてないけど…

そう書き始めて、いや違うな。

「ヒロシゲブルー」は人気だったはずだ。


当時の画家の常として春画も描いたが展示なし。

9月に京都の細見美術館で「美しい春画展」があるから、そちらに期待して待ちましょう。


さて宮沢りえさんに逢いに行かなくちゃ。