手水舎の上に忍者が⁉️


その前に少し。


久しぶりにちゃんとした天ぷらをいただきたくなった。

スーパーのではなく。



金城楼の片隅にある。



天金さん。

もう何度も伺っている。



カウンターから庭が和める。



大野林火の句が迎えてくれる。

彼は旧制四高で学んだ。



車海老頭。



車海老。


…なんか淡白だ?



他の味は変わらないのだけど。



もう一度車海老。


税抜五千円コースを頼んである。

何年も同じ価格で大丈夫なのか?



枝豆。

揚げてくれる方は同じ。

美味しいのだが何か違う。



「同じ価格で大丈夫ですか」

と大将に聞いてみた。


やはり難しいのだそう。

今までウクライナから油を買ってた。

しかし今は入る状態でない。

他の油も高騰してるのだそう。


それで今までと異なる油を使っていると。


…それでか。



鮎は間違いなく旨い。

だがそれは素材の力だな。



茄子。



穴子。

う〜む💦

広島のうえのさんに行きたくなる。



天茶とした。


やはり以前のレベルではないと思う。

油を変えるだけで天ぷらの味はここまで違うものか。



デザートを。

値段を上げたらとは流石に言えない。


残念な思いで店を出た。



近江町市場を歩きながら。


Michelin🌟の京都リッツの天ぷらは変わらずに国産の紅花油を使っている。

だがその値段は以前の倍だ。

国内どこも同じ状況なんだろうな。


味は間違いがないけどお値段が躊躇われる。



この日はたねやさんでどら焼きを買って。

(滋賀まで行くのはたいへん)


後日。


ではと。

蕎麦屋さんなら天ぷらが美味しい。

人気店の「櫂桔梗」さんに行ってみよう。



ひがし茶屋の近く。



人しか入れない道を歩いて。



この3階建てにある。

今建てようとすると建築基準法で難しいだろう。

建物自体も指定を受けていたはず。


早く着きすぎたのでブラブラ。



すぐそばで不室屋さんを発見。

お麩の料理が多彩だ。



奥側からだとひとが少ない。



特に寄りたいところもないや。



確か「人生最高レストラン」に出てた方がこちらのcafeたもんを出されたそうな。

ひがし茶屋の様々な出店にあたっての規定があり苦労されたと話されていた。

「規定があるのは素晴らしい!」と加藤浩次さんは仰っていた。


今度寄ってみるか。



さていつもの2人席。

ランチで伺うのは初めて。



美味しいクラフトビール。

金沢にあったっけ?



とろろとじゅんさい。



穴子の飯蒸し。蕎麦粉を混ぜて。



八寸。

ローストビーフやらハマグリやら。

覚えきれない。



丸茄子に胡桃のタレ。

独創的です。




来ました♪

天ぷら。

穴子ととうもろこしの天ぷら。


とうもろこしが素晴らしい。

茹でてもこの味に到達しない。


(油は何かは聞きそびれた。

だが質を落としたものではないだろう)



蕎麦はいつも少なめ。

でもレベルの高さはいつもだ。

塩でいただく。



デザートの寒天。

見事なコースでした。



しかしいつものご夫婦のコミュニケーションがない。女将さんは今日は寡黙。

旦那さんだけが見送ってくれた。


夫婦喧嘩かな?


少し観て回るか。



金沢城の鬼門に置かれた宇多須神社。



入りますか。



木陰は気持ち良い。



観光客らしきお姉さんふたり。

「忍者が🥷❗️」


よく気がついたなあ。



社の由来が書かれている。

何か秘密な事情がある筈だが詳しくはしらない。


曰くありげな井戸もありました。



手水舎にてもお姉さまが忍者を発見❗️

よく気がつくなあ❗️


なんで忍者を置くのか聞かれたけどボクも知らないぞ!


てなわけで。

美味しい天ぷらはいただけたものの。

少しだけだし。

リッツの天ぷらは東京の深町さんとも少し違う味わいがある。


行けたらいいなあ。




【震災から7ヶ月が過ぎた。

自宅解体を申し込んであるがいつになるやら。

お盆には帰る家がもうない。


姪っ子たちやその子どもたちが集まって笑うお盆や正月はもう来ないだろう。

そのことは少し寂しい気もする】


七尾や珠洲の行政の冷たさを聞き、

馳知事の愚かな発言を聞くと、

昔の一揆を思い起こす今日この頃。


(かつては「百姓の持ちたる国」が100年ほど続いた地。領主を追いやったのだ)