ランチの前に寄ってみよう。
珍しくクルマで訪問。
♪
遠くで
汽笛を
聴きながら〜
(歌が古いなあ)
そういえば遊覧船もありました。
かつては大海原を駆け巡った海王丸。
老朽化もあり帆船の需要もなく、
今はもう動かない(おじいさんの時計♪)
だが時には総帆展帆もするのだ。
富山県のみならず全国からボランティアが集まる。
(と窓口のお姉さんはいう)
朝から時間をかけて帆を広げ、
夕にはたたみ終える。
その過程を見てみたいのだが暑い夏は嫌だ。
JAF割引で50円安くなるから、
自動券売機ではなく窓口のお姉さんに申し込もう。
メインマスト。
「水面からの高さは46mあります」
下の教室の明かり取り兼換気口。
エアホーンと煙突の説明。
全ての排気管はこの煙突内部を通る。
(そうしないと見栄えが悪い)
救命艇。
全員退避できるよう6艘。
(タイタニック以来の教訓)
釣り道具や水、食糧もある。
オールなどもあるので自力航行も可能。
操舵室。
操舵法の説明。
国際無線電話。
(SOSを初めて打ったのもタイタニックだったかな)
大事なレーダー。
マグネットコンパスと操舵スタンド。
ジャイロコンパスもあるのか!
今にも行けそうなんだけどね。
映画だと興味津々な少年が思いがけず船を動かしてしまったりするパターン。
エンジンテレグラフ。
通信装置です。
ボランティアの方々は船の甲板を磨いたりします。
無線方位探知機。
国際信号旗。
「漂流しています」の信号方法もあります。
レーダーの使い方。
(これよく分からなかった)
音響測深器。
水深を測らないと危なくて船は動かせない。
航海当直は4時間交替。
電磁ログで船の速力を計ります。
マイル計算。
航海用海図。
最新のにバージョンアップされます。
フライング・ギャングウェイ。
またはキャットウォーク。
面白い名前です。
(モンローウォークはない)
アンカークレーン。
錨を操作します。
またはキャットクレーン。
大錨。
古いタイプのもの。
むかしの船や潜水艦の映画に出てくる伝声管。
今はトランシーバーを使うそうで風情がない。
出航したくなったでしょ❓
こちらにもアンカーがあった。
帆を張る時はここを登らねばなりません。
帆船用舷灯。
左右で色が違います。
それで相手船から船の向き方がわかる。
ライフブイ。
救命浮き輪です。
縄に巻かれたくはないなあ。
ハッチ。
みなしごハッチではない。
普段は使いません。
ウェルデッキ。
海が荒れた時に船首に打ち上げた海水が、
ここに流れ落ちる仕組み。
洗濯場にもなります。
(サイドに甲板清掃用具が入ってます)
下に降りると実習生の部屋がある。
左右上下にベットがある。
セイルはすべて手縫い。
約5年の歳月を要した。
教室兼工作室兼図書室兼娯楽室。
恐ろしい機械室を抜けて。
診察室を見ゆ。
北杜夫さんが若い頃に船の医者だった時、
歯を抜く治療に必死になったお話があった。
すべての分野を受け持たねばならない。
(怖い)
海王丸の案内図。
機関部食堂。
海王丸の姉妹船は日本丸。
1989年に使命を終えた。
調理室。
わりと広い。
ライスボイラーやら献立表やら。
調理専門の乗組員10名で200人分の食事をつくる。
夜間勤務もあるので一日四食。
船の生活で最も楽しい食堂。
教室を兼ねていた。
楽しくないな。
船長専用浴室。
隣が船長室。
立派だ。
一等航海士の部屋。
こちらも立派。
二等航海士室。
上よりは簡素だけど実習生とはずいぶん違う。
通信長室もなかなかのもの。
無線室と直通。
航海科専任教官室。
チェス盤が置いてあります。
船の上下関係は厳しい。
(そのせいか船は客室も一等と二等はとても違う)
ここも広くモデルの服も。
次席ニ等航海士室。
色んな役割があるなあ。
エスケープトランク。
非常時に機関室から脱出します。
ここが使われる時は船は沈むだろう。
事務長事務室。
外国に多数の船員が寄港するため事務処理は大変だったというけれど…
士官エントランス。
左右に階段があります。
ここは昔のままだそう。
タイタニックだと大階段の場所かな?
ケイト・ウィンスレットさんが現れないものか。
ファクシミリ受信機。
ここからの情報で天気図をつくり針路を決定する。
後部海図室。
いろいろ話し合ったのだろうな。
天窓。
かつてはステンドグラスで飾られていたと。
そのままだと良かったのに。
時鐘。
乱打する時は緊急時のみ。
面白かったなあ!
船を降りまして。
船の予備プロペラが置いてあった。
デカい❗️
一般貨物船用の錨。
5000Kg❗️
こんな重いもので安定させないといけないわけだ。
その説明図。
では世界の帆船が展示されてる特別展へ。
色々ありますよ〜♪