2階から覗くエントランス。


【虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、

わが願いも尽きなん】


(この世の全てのものが消滅し、仏法の世界が尽きるまで、私は人々が救われることを願い続ける)


空海が「性霊集」に記した言葉である。

だから空海は高野山の奥之院で祈りを捧げ続けている、と。



近鉄奈良駅から歩いて。

(京都の烏丸線から近鉄に直通)



見学の小学生かな?


今回の鹿さんたちは毛並みがボサボサ。

季節的なものだろうか?



別館には後で来よう。



入ります。



時々役に立つ音声ガイド。



この展覧会のテーマ。

空海の生誕1250年記念だそう。



国宝曼荼羅のコピーを写す。

この後から写真🆖



以後はHPから。

国宝両界曼荼羅(高雄曼荼羅)のうち金剛界。

9世紀平安時代。最古の曼荼羅。

空海在世時に制作された。金銀泥で描かれているそう。


実物は凄く大きい。

緻密極まる補修がなされたばかりだけど、ハッキリとは見えない。

京都の神護寺からだけど普段は観られるのかなあ❓

高雄曼荼羅というのは神護寺が高雄山にあるから。


マンダラは奥深い仏法を目で見て理解できる様にするため。

(とボクが聞いてる限りでは)



空海の書もふんだんに見ることができます。

書体はさまざま。





五智如来坐像。国宝。

入館すると東西南北に座って迎えてくれます。

京都の安祥寺から。



これ興味深かった。

諸尊豚仏龕。国宝。

折りたためるそう。携帯できます。

空海が師の惠果から受け継いだ。

和歌山の金剛峯寺から。



錫杖頭。

空海が唐から持ち帰った。



金銅密教法具。

これも持ち帰り。

荷物が重かっただろうなあ。

京都東寺から。


載せてるのは全部国宝です。



これと。



これは東寺から。

こちらの両界曼荼羅は先ほどほど大きくないけどまだ見やすい。


保存が良かったのかなあ❓


曼荼羅をしみじみ眺めて悟りが啓けたかというと、そんな甘いものではなく。



空海が唐から帰る際に海が荒れて危うかった時に観音が現れて波を静めた。

その観音を描いたと伝わるそうだけど、

実は全く関係ない像だそう。


和歌山の龍光院から。



展示の終わりの方で見られます。

わりと大きい孔雀明王坐像。

高野山の孔雀堂の本尊。

こちらは重要文化財。


孔雀は毒蛇も食べてしまう(ホントか?)から、

一切の災いを除くそうな。

(なんとありがたやー❗️)





これだけ撮影が許される。




文殊菩薩坐像。

一級文物。

中国での国宝です。

かつての長安から発掘された。

(お借りしたのですね)



説明には子どもでも読みやすい解説があります。

でも凄い混雑だけどお子さんは見かけなかった。




空海の書が数多く展示されている。

若い頃の書と壮年になってからだと違う人の様に見える。

(違う人だったりして)

上の般若経の解説は気楽に書いたそうだけど、

まあとんでもないな。



出口の絵。

空海という超人の全体像を表すために全力の展覧会を開催してると思う。

素晴らしいものです。


仏教の複数の伝来ルートなども解説があり面白いですよ。


別館の像を観に行こう。



左の像。



右の像。

高さは5m以上。

重要文化財。



南北朝時代。

吉野の金峰山寺から。



こっちの説明の方が大人でもわかりやすいかも❓


うん❗️

面白かった!混んでたけど。


また高野山に行きたいな。

奥之院の祈りを捧げてる部屋へ、若い僧侶が今日も空海に食事を運び続けていますから。



若草山が見えるレストランへ。