京から東に向かう際には必ず通る逢坂の関。
歌枕の地になってます。
こちらのお話の前に大津市歴史博物館を少しだけ。
三井寺からちと登ると歴史博物館。
こちらでも紫式部ゆかりの展示をしていた。
玄関前から琵琶湖が見渡せます。
巨大な踏車がある。
田んぼに水を入れるのは大変なのです。
かつて存在した大津京の復元模型。
空は蒼い。
源氏物語関連は撮影不可。
外はOK。
石山寺の源氏の間の再現があり、
平安の衣を着て紫式部になりきる。
なってみます❓
紫式部が月を眺める絵画とか色々。
詳しくは来てみてね。
デジタル絵巻。
源氏物語の好きな場面が選べます。
(ただし現代語の抄訳のみ)
では逢坂の関へ。
大谷駅で降ります。
関係ないけど大谷翔平選手p(^_^)q
少し歩きますと。
「日本一のうなぎ、鯉」
本当かなあ。
駐車場は大きいけれど。
(少しおなかがすいた)
そこからしばらく歩くと。
左手にありました。
逢坂山関趾。
源氏物語でも第十六帖で描かれる。
光源氏が石山寺に向かう際に、
かつての想い人である空蝉とすれ違う。
【空蝉】
逢坂の 関やいかなる関なれば
繁きなげきの中をわくらん
あの人には逢えず、私は嘆きの中を分け入らなければならないのでしょうか。
これやこの
行くも帰るも別れては
知るも知らぬも逢坂の関
蝉丸
夜をこめて
鳥のそら音ははかるとも
世に逢坂の関はゆるさじ
清少納言
(あなたが会いに来るのは許さないと掛け言葉の返歌。厳しいなあ)
代表的な歌を書いてみましたが、関は結界でもあったから異世界に分け入る心地なのかもしれませんね。
紫式部が父藤原為時に従って越前に下向する際には、逢坂から打出浜に出て琵琶湖を北上したと思われる。
(その方が楽だし)
右手はこうで。
左手はこんな感じ。
でも土木工事で様変わりしているし、
実際の逢坂の関の場所は特定できてません。
まあとりあえずこの辺りに石碑を置こう。
そんな趣旨です。
説明版があった。
絵の説明がないな。
重要文化財の「石山寺縁起絵巻」です。
菅原孝標女が石山詣の際に逢坂の関を過ぎようとしてます。
さて駅に急ごうと思ったら❗️
ん⁉️
蝉丸神社❓
百人一首にも選ばれたあの蝉丸?
確かめる為に登ろうとも思ったが。
ディナーの予約時間がギリギリだ。
諦めるか。
(坂も長いし)
早くに予約してあるのでした。