多くの文豪たちもここからの景色に魅入られたという。

ボクの撮影では魅力が伝わらないので。



HPから借用。

展望台からは琵琶湖が見渡せます。


ビルなどがなかったころはもっと見晴らせたでしょう。



三井寺でも紫式部と三井寺展を開催。


紫式部の父為時は晩年に(1016年)三井寺に出家した。

(大河ドラマだともっと後で描かれるかも)

彼の親戚も三井寺に多くゆかりがある。


為時の祖父、藤原兼輔は三十六歌仙のひとり。

百人一首にも採録されている。

為時の父、雅正は後撰和歌集に歌が選ばれている。


だから紫式部の父為時は和漢どちらにも秀でていた。

紫式部も三井寺を何度も訪れた筈だ。



京阪三井寺駅で降りて、

琵琶湖疏水を右手に入山した。

禅宗密教の寺なので山を登らねばならない。



巡礼の地でもあるみたい。



ひいこら上まで。

上から順に降りてくる作戦。



観音様は金堂にお移り遊ばされてると。



ここからの景色が有名。



観月の場所としても。

謡曲「三井寺」がある。

(観てないけど)


4月7日までこの観月舞台は5分間入らせてくれるそう。

(予約制の有料ですけど)



景観スポットがあった。



ビルが邪魔なり。



少し下の観音堂へ。



三十三年に一度、観音坐像を見せていただけるそうな。


中は雰囲気がありました。

もちろん写真🆖



こんな高い場所でも水が溢れています。



その向かいにオシャレなカフェ。

CAFE KANON。

(カノンまたは観音)

入ってのんびりお茶したいけど世俗の身なれば先を急ぐのです。



こっちの方が景色が見えるかなあ。



かなり歩きますよ。

宏大なお寺なのです。



微妙寺。



仏像を眺めまして。



三井寺文化財収蔵庫。


何度も三井寺も火災に遭ってるので近年できた耐火性建築。

中国に渡った智証大師坐像や狩野光信の障壁画などが展示されている。




こんな感じ。

HPから借用。



風格のある金堂。

国宝であるらしい。



豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたもの。



説明を読んでみてね。



三井寺の

門たたかばや

けふの月


芭蕉


観月舞台に上がったのかな?

句は「推敲」の由来を背景にしてます。

揮毫は榊莫山。

面白い字体配置です。



有名な三井の鐘楼❗️



近江八景「三井の晚鐘」に描かれてるそう。



もう鳴らせないのかな。



日本三名鐘のひとつ!

(こんなバケツで役に立つのか?)



800円で突けるみたい。

近くの仏具売場のお姐さんに払って。

(御朱印がもらえます)

中に入る。



中の掲示。



もひとつ。



何度も揺らせてから思い切り!


ゴ〜〜〜〜〜〜ン〜〜〜……


良き音色。だがしかし!

飛鳥の寺の鐘の音の方が良かった気がする。

(とボソボソボソ)



ユネスコ「世界の記憶」登録なんだって。

三井寺と東京国立博物館が所蔵する、

智証大師円珍関係文書典籍が対象。


円珍が唐に渡り発行された通行許可書の原本があり、その存在は中国にも現在ない。

世界唯一のものだそうです。

その許可書の現物が見られます。


金堂には多数の仏像が整然と並んでいる。

典籍など国宝10点だそう。


紫式部の展示もありました。




こんなのとか。



百人一首とかね。

(一冊欲しいものです)


巡りあひて

見しやそれともわかぬ間に

雲がくれにし夜半の月かな


やはり月が出てますね。



堂前灯。

むかしの照明でしょうか。



古来から湧き出る水。

仏に供える水で天智・天武・持統の三天皇が産湯に用いたことから「三井寺」の名がついた(説)。



よく見えないので覗き込む。



この辺りかなあ。



弁慶鐘。



乱暴な僧の弁慶が引き摺って三井寺から持ち出したというが。

この巨大さは人間が動かせる代物じゃねーぞ?



傷が付いたので良い音が鳴らなくなったと。

(弁慶が放り捨てた)

(できるとは思えん)



ドデカイ鍋。

弁慶の汁鍋。

100人分は作れそうな大きさ。



一切経蔵。



学問の寺が本来だった。

経典が多数納められたのでしょう。

(入れません)



三重塔だ。



この辺りは「るろうに剣心」のロケ地でした。



吉野から伏見城へ。

そこから家康によって寄進された。



唐院唐門。



唐院大師堂。

唐院関係が並びます。

説明版も並びます。



全体はカメラで捉えきれない。



こんなのもあります。

唐院潅頂堂。

三井寺では智証大師が崇拝されてますね。



左側を見て。



こう眺めた方が落ち着くかな。


よし!

戻ろうか。



金堂での撮り残し。

天狗杉。

芭蕉の句碑のそばに聳える。

これも高すぎて下しか撮れない。


高く聳える大樹を見て自分がちっぽけな存在に思えるのは悪いことではない。



門が見えてきました。



左手に食堂があった。

(じきどう。

しょくどうとは読みません)

↑むかしやらかしました。



ちょっと参りまして。



重要文化財指定。



門が迫力❗️



仁王門も家康の寄進。



いかにも古びてますが悪くはない。

見事な寺でした。堪能しました。


では近くの博物館に参ろう❗️