石山寺は琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川が美しく眺められる地に立つ。

タモリさんが喜びそうな珍しい奇岩の上に立つのが寺の名前になった。

写真を見ても変わった石でしょ?



聖武天皇が良弁僧正に命じて、

つまり勅願で建立された。


【余計な補説】

良弁僧正は伝説を持つ。

幼い頃に鷲🦅に攫われる。

飛翔するうちに東大寺の大樹に引っかかって命を拾い、苦学して僧侶として衆生を救う。

攫われた母は探し回るうちに正気では居られなくなる。

母は良弁僧正に、

我が子に出会えるのだろうか?


ってな文楽の演目があります。

東大寺の二月堂にはこの話の説明板が建っているそうな。



石山寺のこの部屋で紫式部が源氏物語のアイデアを得たと言う。


物語の執筆を彰子に命じられ(諸説あり)紫式部は石山寺に籠って想を練る。

そんな折しも十五夜の満月が昇り、琵琶湖の湖面が美しく映えた。

彼女の脳裏に、ある成年貴族が心ならずも須磨の地に身を置いて、海面に映る月を眺めて都を恋しく思う情景が浮かぶ。

とっさに書き始める。


「今宵は十五夜なりけりと思し出でて、

殿上の御遊び恋しく…」


つまり桐壺ではなく須磨の巻の途中から書き始められたという伝説ですね。



以前に来た時は人形があったのに今はない。

後で行く博物館の学芸員さんに、

「古くなったのでお化粧してます」

そんなもっともな説明を聞いた。



この部屋は高貴な方の部屋なので特別待遇。

鎌倉時代には既に「源氏の間」と呼ばれていたという。



前回詳しく書いたので端折ります。

松尾芭蕉も当然来ている。


曙は まだむらさきに ほととぎす


あけぼの色を紫式部に掛けてますね。



紫式部供養塔が横に立ちます。



月見亭。

後白河天皇の行幸の際に建てられたと伝わる。

瀬田川が見える月の名所です。

瀬田の唐橋も見えたかな?



こんな風に突き出ています。



その横から見た景色です。

この向こうが琵琶湖。



源氏物語の特別展が開かれている。

だが写真🆖

紫式部の硯や源氏物語絵巻などが見られます。



紅梅かな?

(違う気がする。

植物の名前をほぼ知らない)


では三井寺に急ごう。



バスに乗り遅れて歩いてたら。



こんな景色も悪くはないな。


何か扉が降りてきて調節するのかも。

(全く違うかもしれない)



次回は三井寺の日本三名鐘。