大葉味噌にぎり

山椒昆布にぎり

明太子白味噌にぎり

ツナマヨにぎり

焼きにぎり

そして塩にぎり

(時期により他も色々)


選ぶのは大変だけど基本はごはんがうまいかどうかなのだ。



こちらは朝の9時から営業している。

銀閣寺近くの道を歩く。


動機はテレビで紹介してたから。

伏流水の水を使い、

京都洛北の米を使う。

土鍋で炊き上げ注文を受けてから握ると言う。


ご主人は「草喰なかひがし」で修行したと。

予約困難な店だが一度伺ったことがある。

ほとんど大将が採った草を食べた記憶しかない。

だけど。

〆にごはんが出たのだ。

それは確かに素晴らしかった。

お焦げも追加で出て。


ふみやのご主人はそのごはんを食べてほしくて店を出したと言う。

期待しないでいられない。



お店に着いた。

だが?

客がいない。



色んなセットもあるみたい。


「準備中」の表示が掛かっていた。

あれ❓

急なお休みだろうか。

しかし店内に少し灯りがともっている。


バタバタしてるとご主人が出てきた。

すまなさそうに。

「少し故障していて開店の見通しが立たないのです」と。

続けて。

「12時には必ず開きます」

じゃあ出直しますと伝えて土御門跡に先に向かう。

そして仙洞御所の予約を14時30分に入れてもらってから。玉砂利の長い道を歩いて。

そうしてバスで戻ると12時を過ぎていた。



あゝ近くに草喰なかひがしさんがあったんだ。

(覚えていない)


もう開店していてお客さんが多い。

銀閣寺の観光客だろうか。

欧米系外国人も食べに来ている。



小さめだけど庭があります。

喫煙所を兼ねているみたい。



この辺りは伏流水が豊富なのかな。

大文字山の湧き水を使っている。



テレビでは小さめの沢山の土鍋で炊いていた。

毎朝自家製米している。



おにぎりセットの注文が多いみたい。



デザートに団子餅もあるのか!

(上記の五つの写真は借用)


ボクもおにぎりセットにしようと思ったがアジフライが目に入って。

アジフライセットに焼きおにぎり。

それにぜんざいをアフターで注文。



まもなく来ました❗️



白味噌に焼きおにぎり。


実食❗️

(あの番組復活しないかなあ)


まず塩むすび。


…ん?

旨みが伝わらない。


焼きおにぎりは問題なくおいしい。

アジフライは2枚も付いてて野菜も豊富。

ソース入りの小袋があったけど必要ないくらい揚げ方も丁寧だ。

白味噌も素敵な味わい。


だけど本質は塩むすびだろう⁉️

草喰なかひがしの感動がない。


ここで日本食のごはんの役割について考えてみた。

思ったのは。

ごはんは日本食の宇宙の中心ではないかと。


以前に江戸前鮨の人気店3人の鼎談があった。

テレビで3人とも一番大切なのはネタよりもシャリだと言う。

どれだけ新鮮で質の良いネタでもシャリがスシローのなら、その寿司はスシローだ。

逆に。

ネタがスシローでもシャリが一流なら。

その寿司は見事なものだと思うだろう。


他のおいしいごはんの店を考える。

「朝食喜心」は素晴らしいごはんだった。

ごはんに質の良いメザシだけで贅沢なほどに。

(高いけど。朝食のくせに)


「吉兆」や「祇園佐々木」が思い浮かぶ。

そして京都東京金沢の料亭や一流の日本料理店はどこも間違いなくごはんがおいしい❗️


やはりごはんは日本料理の“魂”なのだ。

手頃な価格の店でも良い店は多い。

ならまちの竈も簡素だが誠実なごはんの味。

おにぎりなら金沢の金石の「そらみそ」も良かった。(金沢駅店の支店は置いといて)


さてどうしたのだろうか。

午前中のトラブルでうまく炊けなかった?



アフターの善哉も美味しかった。

料理のセンスは良いと思う。

なのになぜ?


「ごちそうさま!」

いつもわりと大きな声で言うのがボクの流儀。

ご主人だけ返してくれたものの、

ほかの店員さんは無言。

実は先ほどの善哉も「料理のあとで」とちゃんと告げたのに料理と同時に持ってきた経緯がある。

(他もちょっとあった)


ご主人はスタッフ教育もこれから力を入れましょう。


「ごはん」の大切さをあらためて感じたランチでした。

究極のおにぎりを求める旅は続くのだった。




ではと。

仙洞御所に向かおう。