青森の映画になった「八甲田山」ではなく。

神戸の六甲山のお話。



神戸に着いたら雨でした。

駅近くのスタバで珈琲タイム。


予約してある「みその神戸本店」

(鉄板焼きステーキ発祥の店だそうな)

開店11時30分に余裕で向かう。


ビルのエレベーターで上って。



戦後しばらくしての開店ですか。


(神戸牛で頼もうかなあ)

そう思ってたがお高い💦

一応国産牛のフィレの一番安いのをミディアムレアで。


どちらからと聞かれ金沢からと答える。

少し震災のお話し。

そして鉄板で焼く仕組みを説明してもらう。

(これが良くできたシステム)




あっ景色撮り忘れた。



塩コショウは付いている。

シンプルな味付け。

お好みで自家製マスタードと醤油。


フィレが好きなので十分に美味しい。

マスタードも少し付けても良い感じ。

(醤油は使わなかった)



珈琲で整うのでした。

ごちそうさま😄


三宮の観光案内所で説明を聞く。

神戸はだいたい回った事があるので六甲山観光にしよう。



六甲ケーブル下に到着。



なかなかの斜度。



バスチケットをここで買えると聞いてセットで購入。

上に行ってからの移動がスムースだからセットがオススメ。



麓は曇り。

手前の車両が景色が見えるだろう。

だが他の方々は高い車両に入る。はてな?


動き出してもなかなか景色は見えない。

樹々に隠されてます。

アナウンスがある。

「平均斜度20°以上。最大斜度27°です」


スキー場だと中級以上でないと滑れない角度ですね。

窓にガラスはない。

風が吹き抜けて寒い。


ワイシャツにウインドブレイカーの服装。

(コートにすれば良かったかな)

とふと思う。


着いてから上の車両を見るとガラスが入ってる。

だからボクひとりで低い車両を独占してたのか❗️


バス🚌にすぐ乗り込む。

バスはぐるぐると山を登る。

次第に道に雪が現れて、ガスが出てきた。


(山の天気だなあ)

森の音ミュージアムバス停で降りる。

しかしホワイトアウト状態。


どこにミュージアムがあるんだあー⁉️


五里霧中でウロウロ歩いてるうちに駐車場らしき雰囲気。

狭い階段を危なっかしく降りる。

広い駐車場を歩いて。

アラレが顔を叩く。


微かに建物らしきものが見える。



この道かなあ?


既にそうとう寒い。


ミュージアムだった。

暖かさにホッとする。


少し落ち着く。

庭の案内がある。

出てみる。



庭を見て回る気分にならん!



館内は海外からのオルゴールが多く並んでいた。



こちらは手回しすると「鬼滅の刃」の音を奏でてくれた。



オルゴールは高度に進化した。

酒場や踊り場に使われるようにも。


しかしエジソンが蓄音機を発明し、

次第に地位を奪われてゆく。



初期の蓄音機も置いてある。



エジソン・スタンダードA型スーツケース・モデル。

エジソンの発明は1877年。

最初は円筒形だった。



蓄音機の発明は映画にも影響する。

左にあるのがキネトスコープ。



こちらもエジソンの発明。

遊具のようなものから映画となってゆく。


キネトスコープは神戸の実業家が日本で初めて購入したことから、神戸を映画発祥の地とする説や初めてスクリーンに映された京都を発祥とする説や大阪だとする説や…



【オルゴールの誕生】


中世からヨーロッパでは街の中心の時計塔が時を知らせた。

そこには時計とともにカリヨンが使われ、

音程の違う幾つかのベルを使って、時報としての音楽を奏でた。

やがて時計産業が発展。

1796年スイスの時計職人アントワーヌ・ファーブルがベルの代わりに金属片を用いたカリヨンを発明。

オルゴールの誕生となる。


19世紀初頭シリンダー・オルゴールはあらゆる工芸品に組み込まれ、音のアクセサリーとして裕福な人びとに愛された。


(そんな工芸品の展示もあります)



少し暖まろう。

お洒落な喫茶室に入る。

お客はボクひとりだけ。

(お天気のせいだろうか?)



海外のビールで暖まる。



お洒落な室内でしょ?

(窓の外は白いけど)


巨大なオルゴールの演奏会が開かれている。

演奏時間を見計らって。



幾つもの機械が合体している。



始まるけど聴くのはボクだけ。贅沢な。

「コタツに入れますよ」

そう優しく声を掛けてくれるけど、

ボクは全体が観たいから椅子席で。

演奏中の写真は🆖


世界最大級の自動演奏楽器だそうです。



太鼓が叩かれたり人形が踊ったり。

照明とともに幾つもの楽器の音が響く。


10曲近い音楽レパートリーがある。

学芸員さんが選ばせてくれたので教会音楽を聴かせてもらった。

修理や維持の問題など質問に気さくに答えてくれて、観客ひとりだけの演奏会を贅沢に味わう。


バスの時間になり六甲ガーデンテラスに向かう。

バスはまたも周回しながら高く進む。


(案内所の方が「歩くのはムリです」と言ってた通りでした)


バス停に着いたはいいが何がなんだか。

ガスに覆われてどこに入ればいいのやら。



ここは空いてなかった。



こちらに入ると様々なグッズ販売をしている。

ともかく暖まろう。

どこから景色が見えるのかなあ?




本当はこんな施設らしい。



こんな景色も見られます。

(良い天気ならば)



枝垂れミュージアムは歩いても近いらしい。

足元の雪を踏みしめて吹き渡る寒風の中を歩む。




上りかけて。

「エクスキューズミー」と声がする。

振り返ると中国系観光客らしきグループ。

入場料が別にかかるのでした。

グループの方にお礼を言って、小屋でひとりいらっしゃる係の方に入場料を払う。


(帰る時に寒くないですか?と聞くと、

「秘密兵器があります」と脇のストーブを見せてくれた)



あれかな?



檜を材として作られている。

なるほど。枝垂れのイメージか。



展望所。

なんも見えね➖❗️



中に入ってふむふむ。



これは何だろなあ?



あゝこの棚で氷を作って氷室にしてるのか。



中の展望台に入れます。



下に降りていって。



吹き抜けで太陽光が入るそうで意外とここは暖かい。

風や太陽熱の循環を考えた設計なんだって。



やっぱ見えねー。



回廊は楽しい。



「1,000万ドルの夜景」

晴れてたらね。




こんな夜景が見え、



こんなミュージアムになるんだって。



六甲ガーデンテラスに戻って帰りのバスを待つ。


タータンチェックのキーホルダーを購入。



マフラーはすぐ失くすから。



六甲のハチミツも販売中。


バスに乗るとケーブル駅の辺りは雪はない。

ガスもない。

やはり山を侮ってはいかん。

そう反省してウインドブレイカーのジッパーを閉める。



晴れてたらこんな素敵な青空。


三宮に戻り、餃子店を目指す。



午後5時。

赤萬さんは焼き餃子は売り切れていた。



あんまりついてない一日。