ちょっと最近の近場のお話しから。

「テルマ&ルイーズ」はのちほど。


金沢でステーキ屋さんで有名なのは、

「六角堂」と「てらおか風舎」さん。


てらおか風舎は本店は富来町にある。

しかしここは地震の激震地にあり現在休業中。

(能登牛を育てる水がなく亡くなった牛も多い。

だから能登牛は存続の危機でもある)


金沢では綺麗で明るいお店で営業している。

さらに新しい店ができたと知り、出かけてみた。


金沢駅から少し歩くと聞いたがなかなか着かない。

ようやく発見。



暖簾を出したばかりの11時入店。



横の看板。

ここでは「うしまぶし」やお重で出してくれる。



席に座ってメニューを見る。

初めは一番リーズナブルな松に。


能登牛すき焼きと国産牛サーロインステーキ。



能登牛の宣伝が大きく書かれてます。



玉子が載ってます。



拡大するとこう。

能登牛はすき焼きにすると真価がわかりにくいかな。

国産牛のステーキはまずまず。


全体評価としてはお値段のわりには楽しめると思います。

ただ先日神戸でステーキをいただいたばかり。

だからつい厳しめになるかも。

(後日書きます)


もうほとんど武蔵ヶ辻辺りなので歩いて香林坊まで行くか。



近江町市場近くの繁華な交差点で銅像を見る。

こんな女性像あったっけ?



武蔵ヶ辻の由来標識。


女性像は前から見ようとしたが車道になる。

歩行者では前から見られない。



でも後ろ側からだけだとかえって妄想したりして?

(妄想防止で前から見えないようにしたのか?)


食後だし武蔵ヶ辻だし。

パフェの人気店に寄ろう。



2階席からの眺め。



フルーツパーラーむらはた本店。

今月はイチゴか。



やはり釣られて。


フルーツは完璧。

ソフトクリームは見城亭さんレベルではない。

そこをグレードアップしてほしいものです。


美味しいけどね。


香林坊シネモンドに着いて。



「瞳をとじて」

細田守さんが語ってます。




濱口竜介さんも。



鈴木敏夫さんまで!



でも今日は「テルマ&ルイーズ」を観に来たのだ。

みなさんのコメントを読むと自分の記憶がいいかげんなのでもう一度観ようと。

(特にブラピの役が曖昧な記憶)

数十年ぶりだが良い映画の記憶がある。



映画に出てくる男性はほとんど女性を固定した概念で捉えている。いわゆる男尊女卑。

性的対象としてしか見ていない。


テルマの夫は彼女の言動を縛る。

暴行しかける男も出てくる。

ルイーズは過去にテキサスで何かあった。

親友のテルマにもそのことを語るのを禁じるほどの。


ブラピは盗みをするし。

トレーラー運転手は憎悪を覚えるほど野卑。


映画はあくまでエンタメ要素満載。

だから楽しく観ていられる。


だが今回初めて思ったのは。


“この映画は「Me Too運動」の先駆けではないか⁉️”

ということだった。

初見の時は思いもしなかったけど。


リドリー・スコット監督の先見性に驚いてしまった。

鑑賞後の感覚はやはり爽快で変わらない。


エイリアンやブレードランナーなど多彩な分野を見事に描くものです。


(武蔵ヶ辻の女性像に妄想しない訳にはいかない。

だけどボク自身の女性への歪みが意識にないかは検証し続けねばならない。

そうもう一度意識しようと思われた)


それにしても。

テルマとルイーズは自己を主張して突き抜ける。

男性優位の社会で突破しようと貫く潔さがラストの爽快感に繋がるのだろう。

美しいラストでした。