クルマを走らせているとFMでゴキゲンなピアノが流れてきた。

DJはオスカー・ピーターソンのピアノだという。


(彼はこんな軽快な音を鳴らしてたっけ?)

番組はオスカー・ピーターソン特集だった。

そしてDJは映画になったと語るのだ。


ならば京都シネマに行かねば❗️



新幹線が延伸になると関西に来にくくなるからなあ。

(ふと「新幹線大爆破」を思い出す)


サンダーバードから烏丸線四条駅すぐ。


開場まで待ちましょう。



「テルマ&ルイーズ」を上映するのか。

これは楽しい映画でした。

(確かブラピがバカ役で出るし)



「女性映画」?それならこれ!


と、戸田奈津子さんも仰ってます。



爽快な2人なのでした。


どうせだから他の映画も観よう。

そんなわけで。



そのブラピが出る、

「リバー・ランズ・スルー・イット」

(リバーダンスではありません)


彼は正義派の役を演じないな。

必ず何かしら屈折した役をする。

(そしてそれが似合うのだ)


この時代にもうフライフィッシングがあったんだね。

鱒を釣る姿が様式のように美しい。


恋や賭けや酒。

事故が起こる。

人が死ぬ。

残されたものは老いる。


だが山は聳え、川は流れ続ける。

そして鱒は泳ぎ続ける。悠然と。



NHKで中途半端にしか観られなかった。

平塚らいてうの「青踏」に惹かれた伊藤野枝。

地方の女性を使い捨てにする風潮から上京する。


だが当局の検閲は厳しい。

平塚の周りの女性もエリート階級。

所詮弱い。もちろん意義はあるが。

伊藤野枝だけが大地に足をつけた女性解放活動家だった。

そこに大杉栄は惹かれる。

そして大杉もまた野枝から学ぶ。


活発に活動する2人。

だが官憲は付け狙っていた…


(6歳の甥はどうして殺されねばならなかったのか?)


権力の本質は今も変わっていない。


「裏金」とちゃんと放送しろNHK❗️

能登の被災者をいつまで雑魚寝させてる⁉️

「ボランティアが足りない」?

それは国の仕事だろう!!



ここも隈研吾のリニューアル。



これも観たいものです。



ランチにB1の本格的中国料理店へ。



ボクは円卓でただひとり。

(「円卓の騎士」

…ちゃうな)


海鮮汁そばをいつもいただく。

(いつもそれだけ)



これがそこいらのラーメンより美味しい。

中華帝国は伊達ではない。



プーアール茶の後にジャスミン茶が来るし。

(逆だったかな?)


映画の半券をみせると5%引き。

さてと。次だ。



「枯れ葉」


ボクの趣味ではなかった。

でも淀川長治さんは、

「どんな映画にもどこか魅力があります」

そう言ってた気がするので。


記憶に残ったことば。

「オトコはみんな鋳型よ。

しかも壊れてる」


(なるほど❗️

と思ったりして)



珈琲を飲むかな。



ウェイトレスさんは麦酒を勧める。

珈琲と麦酒は似ている。(←ホントか?)

聞いたことのないモナコにしてみた。



うん❗️


2度と頼まない。



ついでにハムサンドを頼んだら巨大❗️

(しかも味はモスバーガーの方が…)



本日ラスト4本目。

「オスカー・ピーターソン」


映画上映中常に彼のピアノが流れる。



「鍵盤の皇帝」とも呼ばれた。


ルイ・アームストロングは彼を、

「4本の手を持つ男」と呼んだそうな。

類まれな技巧。

だがどの曲もバラードでさえも陽性を持つ。

それは彼の天性のものだろう。


カナダで生まれ、少年の頃から演奏し続けた。

その生涯を振り返りつつ、

彼の音楽や人となりを語る豪華なメンバー。


ビリー・ジョエル 

エラ・フィッツジェラルド

クインシー・ジョーンズ

ハービー・ハンコック

ブランフォード・マルサリス

ジョン・バティステ

他ほか。



公民権運動の前にアメリカ南部で演奏する。

彼が会場のトイレに行こうとすると警官が阻止する。

会場のトイレは「白人専用」

「有色人種(と犬)」は外にある。


この辺り怒りで目が覚めた。

ホテルにまで白人専用とそれ以外があるのだ。


オスカーが敬愛したキング牧師の声が流れる。

それは何度も聞き慣れた演説とは異なる部分だったが、キング牧師の演説は常に格調が高い。


そしてキング牧師に捧げる曲。

「自由への賛歌」

その演奏と歌が心に響く。


差別と闘う歌でも彼のメロディは明るい。

おひさまを見ている。



さてと。

京都五条のホテルに行くか。


晩年のオスカーは車椅子に乗っていた。

車椅子ならボクはお手のものだ。

彼に言いたかったな。


「押すか?ピーターソン」


なんてね。