実写版「ゴールデンカムイ」を観る。


あの壮大な物語が2時間で収まるのか?



何と言っても魅力的な鶴見中尉。


狂気の入った役を玉木宏が演じる。

千秋とはだいぶ異なる役柄。

カッコいい役柄ばかりなので彼としてはむしろ「ありがたい」と語っている。


メイクも含めて彼の演技は見ものだと思う。



不死身の杉元を山﨑賢人。

10kg筋肉を増強して臨んだ。


203高地での超人のような活躍にリアリティを持たせる。


冬の北海道の川に飛び込むシーンはスタンドなしだったそう。

「これはヤバい❗️」と感じたそうな。



戦場で荒んだ杉元の心をゆっくりと解きほぐすアシリパ。

このことは山﨑賢人自身が語っている。

ちゃんとマンガを読んでますね。


スタッフやキャストの多くはマンガ原作ファンのようだ。


アシリパ役は山田杏奈。

ボクは知らんけど。

幼さをうまく出してたかな。


アシリパの故郷のコタンをニ風谷で藁のセットを作った。

アイヌ文化が重要な作品だから身につけるものまで全て熟知した方々に制作してもらった。


それは大切なことですね。



鬼の副長土方歳三を舘ひろし。

(猫ひろしではない)


クールな土方に意外と似合う。


小樽で銀行を襲撃する。


懐かしや小樽❗️

小林多喜二に会いに行きました。

(寿司旨し)

銀行と蕎麦屋は現存するとパンフに書いてある。

銀行はわかるが蕎麦屋はどこかいな?



あといろいろ。

スナイパーの尾形は初めの方に出ます。

もちろん脱獄王で変態の白石も出ます。


アチャは「福田村事件」の井浦新。

今回出番はない。ほぼ映像のみ。


やはりあの壮大な物語を一本の映画で創造することはできなかった。

この映画は序章である。



マンガの怪しさや緊迫感は薄い。

商業映画だから変態要素は難しかったか。


実写映画ならではの迫力は…


まあまあだったかな。



野田サトルさんが現場に少し顔を出したそう。

アイヌの民具も提供したそうだけどどれなんだか。

アイヌの紋様や陸軍の三十年式歩兵銃は野田サトルさんも満足するほどだったと。



それにしても。

そんな細部から当時の情勢まで把握してマンガの物語を紡いだ野田サトルさんはとんでもない漫画家さんだとあらためて思わされる。


あっアイヌのグルメ、チタタプやカワウソのオハウも出ます。


(ボクは食べないぞ)


さてと。

続編は出るでしょうか❓


少しガッカリはしたけど続きを観たくもあるのです。


【余談】

東京に地下シェルターを整備って…


正気か⁉️小池都知事❗️