あなたを想い出す この店に来るたび

坂を登って今日もひとり来てしまった

山手のドルフィンは 静かなレストラン

晴れた午後には 遠く三浦岬も見える


ソーダ水の中を 貨物船が通る

小さな泡も 恋のように消えていった



革命的に現れた荒井由実の「海を見ていた午後」

彼女が高校生の頃に頻繁に通って長い時間を過ごしたという。

そのドルフィンを見てみたいと思った。



根岸駅から徒歩15分と出ている。


だがかなり急な坂道が延々と続く。

(ここを荒井由実は登ったのか?)

そう思うほどキツい坂道💦


ボクは健脚な方だと思う。

なのに登りきって息を切らした。

(久しぶりの体験)


高級住宅街の雰囲気が漂う。

クルマはポルシェだったりフェラーリだったり。

またはベンツだったりした。

(ボクの愛車のフィットなどは全く見当たらない)

(少し地震で凹んでしまった。悲しい😭)


そんな街並みを通ると。



ここかな?



あゝドルフィンだ。



予約なしの訪問。

ランチかな。


2階に招き入れられた。



本日はお魚の気分。



Aですね。



窓際は予約席で埋まってる。


しかしなんか歌のイメージと違う。

ボクは坂に隠れるように佇み、

海が全面に見える客の少なめのレストランかと。


改装したと後で知ったが人気店のようです。



スープをひと口。

志摩のラ・メールのレベルでないと瞬時に知る。

(お値段が一桁違うし)



悪いわけではない。

ふつうです。



パンのお代わりはできた。



客にソーダ水を運ぶ際に荒井由実の曲が流れるお約束のよう。



このドルフィンは食べちゃった。


ソーダ水はおいしい。

季節で旬の果実をアレンジするそう。



もう一杯ソーダ水を。

貨物船は通るのかなあ!


ちょいとテラスに出て。



こっちの方が海が見えるような。

カモメは見かけない。

窓の外のビルが増えたのかなあ。



やはりソーダ水の中に貨物船を通すのは難しそうだ。

(改装前はどうだったのかなあ)



ピアノも置いてあります。


しばらく雰囲気を楽しんで。

下に降りると。



ユーミンのレコードがあった。



たけしさんも来たみたいだ。


サインの入ったたくさんの皿が並んでいる。

色んな著名人たちの。


聖地なのかもしれん。



降りるのは楽しい。


紙ナプキンには インクが滲むから

忘れないでって やっと書いた

遠いあの日


そう紙ナプキンなのです。

あれに文字を書くのはたいへん。



【おまけ】



「客もボランティアで募ってみては?」

って煽り文は編集部かな。



なかなか風刺の効いた4コマ漫画です。


ビッグコミック連載。