この2人は何度もblue noteに来てくれている。



原画展鑑賞を終えて表参道駅へ。

そこから歩く道に常にプラダの不思議なビルが気にかかる。

中に「プラダを着た悪魔」もいるかも。

(映画観てない)



交差点を渡ると根津美術館。

右手を進む。



着きました。

blue note東京。



スケジュールを見てからドアを開ける。



ジャズの巨匠たちに見守られて。



階段を降りていくと少しずつ賑わいが聞こえてきます。

(地下でないと騒音の問題があるのでしょう。

金沢の金箔打ちも地下です)



いつもはフロア席なんたけど、

今回は急いで来たから電話予約だけの二階席。

屋根裏部屋のような数席しかない。



ジャックダニエルのオンザロックを。


演奏が始まってから思ったけど、

この席も悪くない。

音としてはバランスは良くないけど、

会場全体の雰囲気を感じられる。


デイブ・グルーシンのピアノとシンセサイザー2台を使い分けるのが良く見える。

(今もそう呼ぶのかわからないけどさ)


熱気はもちろん伝わる。ライブならでは。

それになによりディナーもお酒も楽しめる。


隣席は家族連れ。

スペイン語とも少し違う。

ポルトガル語のように聞こえる。

リー・リトナーはブラジル音楽の影響を受けていらからかな。

もしかしてブラジルで人気なのかもしれん。

(この辺憶測です)

下のフロアも外国人客が多いみたいだ。




リーダーのリー・リトナー。


このバンドは分類すると「フュージョン」になるのかな。

いわゆる本格的なジャズ音楽ではない。


だが音楽の良さはジャンルではない。

良い音楽か悪い音楽か、だ。



時に歳に似合わない激しさを。

時にバラードのような繊細さを表現する。



トークは彼が受け持つ。

ジョークも交えて観客がよく笑ってる。

焼けた庭の椰子の木に捧げるとか?


(みんな英語がよくわかるなあ)



キーボードはデイブ・グルーシン。

最年長の89歳ながら音楽の時は俊敏だ。



映画音楽の顔も持つ。

サイモン&ガーファンクル「卒業」で音楽担当のひとりだった。



この夜も彼の映画音楽が披露された。

シドニー・ポラック監督作品から「愛のテーマ」

(だったかもしれない)



メルヴィン・デイヴィス。

7弦ベースと5弦ベースを使い分ける。


のだがボクの席からは見えにくかった💦



変わったベースに見える。



ドラムスは度肝を抜かれた!

確かなリズムを刻んでバンドの背骨になってる。

ウェスリー・リトナー。


良いバンドには良いドラマーが必ずいる。



リー・リトナーの息子さん。


ステキな音楽の時間を創り上げてくれた4人。

ゴキゲンな音楽。

スタンディング・オベーションで全員が立ってるのが見える。

歓声と口笛。

指笛なのかも。


笑顔で

朗らかで

穏やかな夜。




会計時にライブ舞台を見る。

アニメ映画「ブルー・ジャイアント」

を思い出してしまう。

彼らの情熱の日々が積み重ねられる。

そんな彼らの憧れの場所はここだったから。



帰りにも見送られて。



帰る道筋の右手に青山小学校がある。


卒業したらジャズを聴きに行くかな。

(行ってほしいものです)