実は吉野源三郎さんの著作に沿った作品かと思ってました。
少し教訓的な物語だと困るなと思いつつ。
でも反骨の宮崎駿。
歳をとっても宮崎駿さんでした。
本には本の表現があり、
アニメにはアニメの表現があるのだ。
(吉野氏の本は一部出てくる)
クレヨンしんちゃんもがんばってます。
まだ続くのかキングダム。
パンフレットを買おうとしたら。
未だ発売日も決まってないのでした。
これも鈴木プロデューサーの戦略かな?
このイラストだとイメージが湧かない。
吉野源三郎さんの本は1937年に出版された。
軍国主義の時代である。
だから児童書の形を取るしか自由や進歩、社会について語る方法はなかった。
叔父がコペル君の問いに答える。
決して訓戒を垂れるのではない。
さて映画。
主人公は少年。
戦中の時代を描く。
灯火管制のもと炎に包まれる場面で始まる。
いや?
空襲警報のサイレンからか。
あらすじを書くのは難しい。
そしてこの宮崎駿のファンタジーにはあらすじを書く意味がないと思う。
観客はただ展開する世界に身を委ねれば良いのだ。
まるで宮崎駿の心象風景のようなジェットコースターに乗車して。
たぶん、
この作品は宮崎駿さんの最高傑作ではないだろう。
でも彼の息吹きは十分に感じられる。
吉野源三郎さんの本がそうであるように、
この映画は子どもより大人が観るべき作品かもしれない。
様々な驚きと共に新しい世界を発見する。
大叔父が少年に問う。
“君はあの焼き尽くされる世界に戻ろうと言うのか?”
少年は戻ることを選択する。
それがどんなに汚れてろくでもない世界だとしても。
大叔父は少年に告げるのです。
“君は君の塔を積め”
宮崎さん。
ステキなファンタジーをありがとう😊
(あいみょんが声を担当してるのは最後の字幕で知りました)
(ほか豪華なメンバーです♪)