なんか面白かったので撮りました、


どなたでしょう?



雨の金沢駅のそば。



音叉がある県立音楽堂。



クラシックを愉しむ夕べ。


…ではなくて。


ともかく音楽堂の案内所へ。



「すずめの戸締り展」❗️




津幡のど田舎におトキさんが⁉️


全国ドサ周りツアーか❓


両方購入。

「紅の豚」の気分に浸りたいな。




音楽堂のグッズ売り場にはプレゼントに最適な品々があるのです。



面白そうでしょ?



こんなのもあります。

金沢にお越しの際はお立ち寄りあれ。



野村萬斎の筆があった。


何言ってるかわからんけど。



ボクでも知ってるホセ・カレーラスさま。



書いてる言葉が素敵なサイモン・ラトル氏。



ヨーヨーマさんも。

(いつ来たんだろ?)



今でも弾いてるのか中村紘子さん。




知る人ぞ知る井上八千代さま。



前の市川團十郎さんね。



花咲爺も面白そうな。

(放さんかジジイ!)



開演15分前到着。

この後満席になるのです。


立川志の輔さんの人気は確かなもの。


師匠の服などを運ぶのにお弟子たちは前夜から北陸高速道路を走る。


(途中SAでうどんばかり食べてたと言う。

新幹線で来た師匠から「お疲れさま」とうどんをご馳走になりました♪)


さてチャットGTPの話題で場内を温めた師匠。

「ちりとてちん」を語り出す。


“こんなことはAIは言えないでしょうね。

「姐さん粋だねえ❗️」

「あたしゃ帰りだよ」


とか。

「もしもし。

あゝお嬢ちゃんか。

お父さん居る?」


「ううん。

要らない」 


とかね。


何度も聞いた噺だけど志の輔さんからは初めて。

しかも今まで聞いたことのない設定を語って、

腐った豆腐を長崎名産と騙して知ったかぶりの奴に食べさせる必然性を感じさせるのだ。


でも一番は何でも知ってると称するオトコのプライドと拒絶感との葛藤。

とても食べられそうもない臭い代物を珍味だとして呑み込む悶絶を仕草で数分演ずる。


観客は笑い転げる。

言葉がなくても落語の真髄を感じさせる。


休憩の後。

「千両蜜柑」

これも何度も聞く演目。

それでも楽しませるのが立川志の輔。


夏の最中に蜜柑を三房持って逃走する番頭の悲哀が身に染みるのだ。


話芸というのはこういうことさ。


18時30分に始まった落語会は21時も回ってる。

それでも終演後に志の輔さんは語る。


数々の古典落語を生み出した三遊亭圓朝。

夏目漱石や正岡子規が寄席に通った。

(言文一致は圓朝に始まるとも言われる)


その作品のひとつが「牡丹灯籠」

圓朝が15夜、30時間以上語った噺を2時間あまりで凝縮して何年も下北沢本多劇場で彼は語ってきた。

(もちろん録音はない。

速記者が2人がかりで記録した苦労が偲ばれる)

それを今年で〆ると言う。


それは今年限りの富山のつるつる亭のチケットを獲得せねば!

そう誓う夜でした。


(下北沢は遠いよ)


落語も旬があるなあと感じるのです。



帰りの「おやすみエキスプレス」に乗れるだろうか❓