リッツに来るとこの松を見る。
凛とした佇まい。
入り口からは格子で少し隠します。
使うことがあるのだろうか。
こちらは使われてると何処かで読んだ。
(何にどう違うかは忘却した)
いつも滝の水音が響いている。
心地よく。
11時30分から。
早く着き過ぎた。
婚礼の写真を撮るおふたりがいた。
この階段を降りる際はウエディングドレスの裾を2人の女性が補助をされていた。
危ないだろうしね。
で。
ラウンジで時間潰し。
この席に案内されたけど、
屋外で新緑を眺めるのも良さげ。
スタバより高い💦
でも快適です。
ケーキはオススメされたのを頼んだ。
マカロンって美味しいんだね。
かなり手が込んでいると見える。
さてと。
そろそろ。
水暉には、
鮨
日本料理
鉄板焼き
そして天ぷらがある。
コーナーみたいに分かれている。
ひと通り試したが、何度も来てるのは天ぷら。
天ぷら部門は今年もMichelinで星⭐️。
紅花油の一番搾りを使うとのこと。
染め物には使わないのでしょうか。
井上ひさしさんの戯曲に紅花問屋のお話があった気がする。
山形の名産だったかな。
少なくともかつて。
「久しぶりですね」
声を掛けられる。
2年くらいご無沙汰なのに良く覚えてるなぁ。
料理長は小島さん。
東京の名高い近藤でも修行された。
山形に行った際に飲み損ねた「十四代」を頼む。
先付。
ヨモギ豆腐に他になんだかんだ。
味付けは控えめなのが良いところ。
いつも本日に使う素材を見せてくれる。
隣の席の欧米系女性は「ビューティフル❗️」
とか何とか。
(カウンター全席で7くらい)
しばらくふたりの客だけ。
だからご主人とは話がしやすかった。
金沢の片折さんの話をされたので、
片折さんに魚の目利きを指導しためくみさんを紹介した。
メモを取ってらっしゃる)
金沢の天金さんは車海老のアタマからだったが、
こちらは車海老の脚から。
手前にあるのは3種の塩。
沖縄のや福井のや。もろもろ。
次に本体。
なんかの豆だったかなあ?
近藤さん仕込みで野菜が絶品。
金目鯛。
天ぷらは刺身とは違う味わいを表現する。
金目鯛の新しい一面を見る。
ホワイトアスパラ。
北海道と仰ってたかな。
基本、地元を大切にしながら、
遠くの素材も目利きと睨んだ所から取り寄せる。
グジ。
手前のはウロコを煎餅にしている。
本当に煎餅の雰囲気がする。
ここで変化球を入れる。
京都の豆腐。
スーパーのとは違うということはわかる。
本日の素材。
絵の色が際立っていて美しい。
プロの方が描いたのかと思いきや。
もうひとりの料理人の方でした。
「毎月分お集めください」と笑顔で。
いや。そんな訳にはいかんけど。
稚鮎が出ました。
やはり素材も腕も良い。
賀茂茄子。
瑞々しい。
穴子。
この辺りで御茶ノ水のヒルトップで、
牡蠣の天ぷらが美味しかった話をすると、
悔しそうに「使いたいんですけどねえ〜」と。
リッツでは牡蠣は🆖なのだと。
ホテルのイタリア料理とも話すそうで、
イタリア料理でも牡蠣が出せないのが残念なんだそうな。
(牡蠣だと当たるひともいるからかな?)
妙覚寺玉ねぎ。
そう仰ってたかな。
この玉ねぎはとんでもなく素晴らしい❗️
「時期は数日で微妙なんです」と誇りを持って語られる。
ここでも天茶を選んだ。
ご飯があらかじめ置かれている。
天ぷらが揚がったら即座にご飯の上に。
ジュワッと音がした。
帆立貝柱と桜エビ。安曇野ワサビ。
天茶に関しては天金さんよりこちらが上。
(ホントは比べてはいけない。
値段が倍以上違うのだから)
デザートは接客係員が丁寧に説明してくれた。
でもデザートの説明って横文字が多くて覚えられないのだ。
美味しいとだけ。
いつのまにかカウンターは満席。
他の欧米系女性も英語で話している。
観光客も戻ってきたみたいだ。
ご馳走様を告げて席を立つ。
外に出て。
ホテルの新緑をしばし眺めて。
大阪に向かおう。