すぐ観て帰るつもりが夜になってしまった。
♪
夜桜お七〜
(てな歌もありましたね)
ホテルでベットに横になって気になった。
仙山線が山形駅に近づくとスピードを落とした。
車内放送が桜の名所案内を🌸。
(イキな演出です。JRにしては)
駅沿いの電車に寄りかかるほどの見事な桜並木はどこだろう?
少し雨も降る中で歩き始めた。
霞城公園と言い、山形城があったそうな。
(ホテルウーマンも勧めてくれた)
ちょっとだけ見てみるか。
大きな堀を渡る。
けっこう見物客が多い。
山形の桜の名所であると知る。
石垣が現れた。
雁木造りの二ノ丸南大手門。
将棋でも雁木と言いますね。
駅の桜はどのあたりだろう❓
エゾヒガンが始まりで、
約1500本もの桜があると?
むやみやたらと広いこと。
どこもかしこも桜が見事なり。
かつての盛り土の上を歩く。
山形城は他の城と大きく異なる点がある。
城はたいてい市街地より高い場所に立つ。
しかし山形城は市街地より低い地に築かれ、
そのため盛り土を張り巡らしたそうな。
(とんでもない規模だけどね)
随所に名木巨木が現れる。
堀の名残りですねえ。
テキトーに歩いてたら本丸近くに来た、
天守閣はもともとない。
平城だった。
ただ歩いて思ったが規模が相当に大きい。
石垣の崩落跡の説明。
水がなくても美しい。
かつてはこうだっただろうと。
城と桜の対比があちこちにある。
藩主の説明。
橋が現れる。
城の守りとしての説明。
人の造形物もまた美しい。
本丸一文字門。
残念ながら入れない。
石垣において重要な隅石。
どこへ行けば駅のそばなんだろ?
石垣はただ積めれば良いものではない。
必ず積む「理」がある。
技術が要るのだ。
穴太衆などに代表されるような。
この周辺は石垣石の展示のように多くが並ぶ。
時折は桜を見つつ。
要石です。
石垣の一般説明。
珍しい!
どのように巨石を運んだかの説明があった。
もちろん運ぶのにも職人の技量がある。
これけっこう大きい。
この方法は手段のひとつ。
斜面などはさらに複雑な工程があった。
夜店が賑やかな。
突然、像を見つけた。
最上義光であるらしい。
立石寺にも菩提がありましたね。
人気だったのかな?
まるで城のような。
(城だけど)
櫓が公開中でした。
入ってみよう。
L字型に屈曲のある櫓。
かなり大きな。
かつての城の模型。
面白い展示物が多かった。
強い上杉軍の猛攻を凌いだ戦いがあった。
(聞いたことなかったけど)
櫓から外を眺める。
大画面で山形城のビデオ上映があった。
まあボクひとりで学んでいたら。
小2くらいのガキンチョが現れて、
ビデオ上映を止める赤ボタンを押す。
(このクソガキ❗️)
と一瞬思ったが父親が謝る。
父は息子を叱り、ガキは明らかな嘘泣きを。
“子は宝だが他人にとってはただのガキだ”
そんなフェリーニ映画のセリフを思い出す。
仕方ない。
もう一度初めから観よう。
で、外に出て。
もう夜になってしまった。
夜桜を見に来たのではなかったのに。
最上義光は相変わらず夜になっても勇ましい。
あゝ説明版がありました。
「霞城」の名前の由来は、この上杉軍が攻めた際に霞がかかって城が隠されたことからだとのこと。
たいへんウソくさいお話し。
既に迷子になってます。
土塁に登った方が近いかなあ。
そう思って斜面をよじ登る。
「這い上がれ!」という朝ドラを思い出す。
迷子になっても桜は綺麗だった。
土塁を屈曲させた場所を横矢というらしい。
屈曲は飛躍的に防御力を高めるから。
桜との対比。
多くの市民が歩いています。
夜だというのに。
まあ夜は夜で綺麗です。
塀も過ぎて。
夜桜ですねえ。
同じところを回ってるのに気づいた。
仕方ない。
お巡りさんに聞こう。
話してみると出ている多くの方たちはお巡りさんではないみたいだ。
地元のボランティアかな。
まるで話し方が違うから。
心良く駅への道を教えてくれた。
南大手門に出て。
やっと囲われている堀から脱出できて。
10数分歩くと。
山形駅へと舞い戻る♪
線路の上の通路には、この花のモザイクが飾られていた。
県の花なのかな?
ホテルの横の平田牧場(という名のレストラン)には夜になっても待ち客が多い。
美味しいのかな?
気になるのでありました。
さてと。
明日は米沢駅を経て、そして❗️