芝の上の落ち椿。



烏丸線の終点、竹田駅から徒歩15分以上。

(反対側のホームから出ると大変そうな)


ようやく宮の名前を見ゆ!



道路沿いにどデカい看板に気押される。



開催に間に合ったようです。



雪見の看板を写してどうする?




やっと看板を見つけたものの。

どう歩めば良いのやら。




とりあえず歩こう。

わたしは元気〜



「奈良のお水取りの水脈は、若狭国から東大寺二月堂の若狭井に達していると社家に伝わる」


それはあり得ないと思われるけれど。



直ぐに枝垂れ梅を見る。

これで全てかと一瞬思ったが違った。



よくわからないまま行列に並ぶ。

社殿が魅力的に見える。

後でね〜。



皆さんなぜだか椿を写している。


なぜだろう?



真似て写した「日光」

 

でもこれでどうする?



んッ❗️


華やかな気配が!



桂の説明はなにゆえなるか?



文章より背景が気になってきた。



これが枝垂れ梅であったか!


散り始めてはいるものの見事なり。




写真に撮っても別の世界の様な雰囲気は十分の一も伝わらないけれど。



少しは伝わるだろうか。



多くの方が撮影に勤しんで動かない。

ひとをかき分けて進む。



午後から晴れてきて良かった。



ほら。

こんな行列。



写してて飽きないや。



花びらの絨毯。



美しさは妖しさかもしれない。

桃源郷を思い起こす。

(桃ではないけど)



こちらは赤い梅の花。



長く続く梅の花。



大きさをひとと対比してみて。



庭に一本あるだけでも見事ですね。

梅干しも作れるかも。

(海街ダイアリーみたいに)



こちらもまた。



お子ちゃまに美しさと儚さが伝わるだろうか。



飽きずに写す我も愚かか。



少し落ち着いてきて。



椿の道でしょうか。



看板はあれど花は何処に?



また枝垂れ梅を見てしまう。



まだ半分来てないらしい。



またも現る枝垂れ梅。



梅が香にのつと日の出る山路哉



梅一輪 一輪ほどの暖かさ



少し竹林もありました。



鞍馬寺から貴船神社までの道を思い出す。



椿がほんの少し。



緑の上の赤い椿も風情がある。



赤い椿白い椿と落ちにけり



ちょっとクローズアップ。




愛でる。



椿の種類がたくさんあるみたいだ。



源氏物語にちなんだ椿の名前も多い。



庭の社殿まで落ち着きがある。



見事な庭が現れた。



水はどこから引いているのかなあ。



こんな名前の付いた庭がいくつも。



歩くにつれて表情を変える。



曲水の宴を年に2度行うと言う。

(ホントかなあ?)



苔もまた美しい。



手入れは大変かもしれん。



午後3時頃の風情。



今度は室町だそうです。



建物と庭と。



座って眺めていれば時は穏やかに過ぎてゆくだろう。


でも押されて出口まで。

お店に入って。



飾られていた。



職場のお土産に少し。



源氏物語に出てくる植物が多いらしい。

(植物の種類は疎いのだ)



出ても麗しい。



この地は鳥羽伏見の戦いの激戦地でもあった。



関連する神社も多く。



これだけでも良いなあ。



拝殿越しに本殿を眺める。



神楽は観たいがその時ではない。



「君の名は。」

を少し思い出した。



神楽を舞う拝殿。


城南宮の歴史は古い。

方違のため離宮の鎮守社として天皇家なども多く訪れている。

承久の乱の前触れの地でもあった。

和宮も江戸に下る際に立ち寄っている。


さてと。

竹田駅に戻ろう。



そうとう歩いて南天塚の跡を見た。

鳥羽殿の跡とも言われる。

つまり鳥羽離宮だとすると凄まじく大きい。



駅のホーム。


近鉄線と烏丸線が並んでるんだね。


 

竹田。


そういえば。 


守りもいやがる 盆から先にゃ

雪もちらつくし子も泣くし


盆が来たとてなに嬉しかろ

帷子はなし帯はなし


この子よう泣く 守りをばいじる

守りも一日やせるやら


はよも行きたやこの在所越えて

向こうに見えるは親のうち


赤い鳥が歌った「竹田の子守唄」

あれは京都府の民謡を改変したものだった。


10歳前後で学校にも行けず奉公に出なければならない。

被差別部落に生まれた哀しさの歌だった。


だから放送局は尻込みした。

放送禁止となる。

販売も控えたと聞く。


こちらがA面で、B面が「翼をください」


どちらも良い歌だと思う。


ホームで電車を待ちながら少し口ずさむ。


(赤い鳥は良いグループだったな)




曲水の宴の(わざとらしい)写真。




【追記】

大江健三郎さんが亡くなられた。

ボクは彼の前半生の作品しか読んでないけど、

彼に会ったことがある。


「金大中氏を殺すな市民連合」の韓国大使館迄のデモ行進の先頭に立ってくれていた。


そして途中で。


「申し訳ないですが僕はこれから用事があるのでここで失礼させていただきます」


そう言ってデモのみんなに深々とお辞儀して去っていった。


謙虚な方だと感じさせられた思い出です。


あちらで吉行淳之介さんや伊丹十三さんらとお酒を呑んでればいいなあ。