けっこう前に観てたんだけど書かないでいた。
「パラサイト半地下の家族」で主役を務めたソン・ガンホさんが出ると聞いて。
韓国映画お得意のパニックサスペンスらしい。
多国籍企業の製薬会社に勤めていた怪しげな若い男性。
ハワイに向かう飛行機に乗る全員を巻き込んでの自殺を企む。
(これは世界で問題となっていることでもある)
会社で生み出した新種の殺人ウイルスを持ち込んで。
最初の犠牲者が出て、しばらくして彼は死ぬ。
残された乗客はどうなる❓
飛行機は旧式の機種。
新しい空気導入ではなく、空気循環システム。
ウイルスは徐々に拡散してゆく。
分断される乗客。
発症者と未発症者で争う。
(写真は父娘。
父は元パイロットだった。
ある飛行機事故から乗れなくなり職を辞した)
妻だけが飛行機に乗っている刑事。
地上で救出に向けて必死になる。
(刑事役がソン・ガンホさん。
見ためはかっこよくないが行動はカッコ良い)
製薬会社は捜索令状が出ない限り警察に協力しないと言う。
(恐らくは何かを隠している)
だがそれでは間に合わない。
パイロットも感染する。
急降下する飛行機。
副操縦士より先に先ほどの元パイロットが操縦桿を引き上げる。
副操縦士は元パイロットと因縁があった。
そのわだかまりも語られてゆく。
アメリカに着陸を拒否される。
引き返すしかない。
だが燃料が保つか❓
保ったとしても。
新種の殺人ウイルスを持った乗客をどこの国が受け入れるだろう❓
そうしている間にも次々と乗客は死んでゆく。
刑事は或いは妻を助けるために無謀な行動に出るのだった。
この辺りがギリギリかな。予告編に載ってる情報が限界だろう。
およそ2時間半の映画。
楽しめるのは確かだ。
だけどボク個人の意見としては韓国映画はこの程度ではないだろうと思う。
もっと高く飛べるはずだ。
そうだね。
ハリウッド映画以上の底力があるはず。
「パラサイト半地下の家族」を創れたのだから。
脚本と監督を選べば。
残念ながら日本はエンタメを壮大に創る力を持ってない。
「ドライブ・マイ・カー」「偶然と想像」の濱口監督は力量はあるがエンタメ作品は未だない。
ほんとうのエンタメ映画は今はインドだ。
金沢でさえリバイバル上演をしている。
「RRR」
これがエンタメというものだ❗️
これも楽しみにはしてるけどさ。