新しいチャップリンの映画は金沢シネモンドで上映されない。
仕方がないので福井まで観に行く。
併映でチャップリンの名作の数々が上映される。
・街の灯
・黄金狂時代
・独裁者
・ライムライト
・キッド
・サーカス
・ニューヨークの王様
未見のは最後の2作。
それはちょうど大晦日だったので年越し蕎麦も兼ねようとぶらぶら立ち寄る。
福井駅から徒歩10分くらいで到着。
エレベーターで4階がシネマワールド。
上映スケジュール。
うん。
間違ってない。
チケットを買うとなぜかチャップリンの絵葉書を貰えた。
名画座らしい企画をやってます。
この映画の批評が朝日新聞夕刊の記事になったようだ。
おおっ⁉️
「落下の王国」も上映するのか!
金沢シネモンドと上映作はほぼ同じ。
だが違いもあるのは良い。
そろそろ上映時間。
席にはゆとりがある。
古風なシートだが清潔。
(これは有難いこと)
ドキュメンタリーの方は、
孫娘カルメン監督。
息子マイケルのプロデュース。
だから家族で撮った映像が流れる。
テーマは2つ。
マイケルが父の足跡を訪ね、父に関わりのある人物にインタビューする。
(ジョニー・ディップも出てくる)
それはマイケル自身の自分探しでもある。
マイケルは語る。
「わたしの父はかつても今も、
控えめに言っても父親としては手に余る」
大きな存在である父を持つ苦悩はマイケルにもある。
もう一つ。
チャップリンの母方の祖母がロマだったこと。
(映画では「ジプシー」と語られる)
ロマの人々は定職に就くのが難しい。
区別され差別され時に処刑された。
だが心は自由人であった。
それはチャップリンにも共通するかもしれない。
映像の中にはロマのアーティスト演奏もある。
(ジャンゴ・ラインハルトとか)
チャップリンの名作の多くの名場面とともに生涯を辿ってゆく。
靴底でボクはマッチを擦った事はないなあ。
「独裁者」で地球儀が破裂する場面。
チャップリンは幼い頃は極貧生活だった。
収容された施設の映像も映し出される。
苦労してアメリカに渡り成功を収める。
だが人々は自由人を許さない。
レッテルを貼りたがる。
アメリカ政府から共産主義者扱いをされ、
アメリカに忠誠を誓うのかと聞かれる。
「私は世界市民です」
右派は激昂し、国外追放処分を受ける。
アメリカでの財産は没収される。
(アメリカは何度も似た過ちを繰り返す。
まあ日本の今も似たようなものか)
ロマの血を引くことをチャップリンは誇りに思っていたと家族は語る。
「街の灯」が一番好きかな。
ロビーに数々のポスターが貼られている。
さて次はと。
「サーカス」だ。
変な経緯でサーカス団に入った。
いつものように美しい人に恋する。
あちらこちら楽しいのだけど、
綱渡りシーンが白眉だろうか。
(バランス感覚が良いなあ)
そしていつものように恋しい人を若者に譲って強がって去ってゆく。
あてもなく。
(この辺りボク自身の過去の失恋を思い出してしまう)
やはり風来坊なチャップリンの精神が現れているか。そして空腹の辛さをよく知っている。
こうして書くとフーテンの寅さんみたいだね。
山田洋次監督はチャップリンの影響を受けたか?
そして次の「ニューヨークの王様」も観てないのだけどおなかが空いて蕎麦屋に行くのだった。
(いつか観られるかなあ)
そうそう!
「サーカス」の最後は“アイリスアウト”でした。
ここでは恐竜はおとなしそうだが。
恐竜に食べられそうな女性が画面の横にいる。
危ういところを助ける物語は映画にならないか?
(代わりに食べられる方が映画になるかもね)















