東京都清瀬市立中学2年の女子生徒(14)が、いじめを受けていたことをうかがわせる遺書を残し飛び降り自殺していたことが3日、分かった。同校は同日午前、記者会見し「2年生を中心に約280人から聞き取り調査をしたが、現時点ではいじめの事実は見つかっていない」と話した。
 同校校長らによると、女子生徒は先月15日午前7時45分ごろ、自宅マンション前で倒れているのを同級生に発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。事件後、自宅から見つかった遺書には、「学校なんか行きたくない みんなが敵に見えるから」「学校にいる時間 私には苦痛を感じる」「お父さん お母さん ごめんなさい さようなら」などと書かれていたという。
 女子生徒は吹奏楽部に所属し、欠席も少なかったといい、校長は「(事件を)重く受け止め、保護者が大変つらい思いをされたことを本当に申し訳なく思います」と謝罪した。公表が遅れたことについて同市教委の池田和彦指導課長は「警察の捜査で事件性がなく、自殺と判断されたため」などと説明した。 

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