話が前後しますが、2004年のラルク復活にあたってのrockin' on JAPANの当時編集長だった鹿野さんのインタビューも、自分には衝撃的でした。
まずShibuya Seven daysのレポと共に、当時まだJAPANに登場したことがなかったラルクへの「果たし状」と銘打った記事が載りました。
鹿野さんの記事は想いが強くて偏っていると感じる部分もあって、私はあまり好きではなかったのですが(ごめんなさい)、その記事を読んで、最盛期の頃にいろいろな場面で違和感ばかり感じていたラルクがとても正当に評価してもらえた気がして感銘を受けて、熱い想いを書いたハガキを送ったら翌月の誌面に掲載していただきました。
今まで変にタブー視されて腫れ物のように扱われていた部分に、この人ならきちんと向き合って記事にしてくれるのではないか?と思いました。
実際、2004年1月、ラルクとして初登場のrockin' on JAPANは、とても読み応えのある記事でした。
中でもkenちゃんのインタビューは刺さりました。
「売れないって声が聞こえてきた時、1番曲を書いてたのが自分だった、だから曲が悪いんだろう、俺が悪いんだろう、売れるの書いてやるよ、と思って作ったのがTrueだった」
「Caress of Venusは、こんなビートだったら売れるんでしょ?Lies and Truthは、メロディ重視の曲が売れてたからメロディを意識して書いた」
というようなことを話していて。
tetsuyaも
「kenちゃんそんなこと思ってたんや……そういうのもっと、言ってくれたら良いのに」
と言っていましたが、メンバーさえも気付かないところで、そんなプレッシャーを背負いこんでいたんですね。
そういうことを口に出さない人、なんですよね。
セールスや戦略の話になるとtetsuyaやhydeさんの担当、みたいに思われがちですが、kenちゃんも口には出さなくてもそういったことにとてもシビアに向き合っている人なのだと知りました。
それ故、周りが思うよりもずっと、精神的な疲労を積み重ねていたのでしょう。
痛かったけれど、ここでこういう話が聞けて良かった、と思いました。
READY STEADY GOのリリースからが本格的なラルクの活動再開でしたが、やっぱりそれまでのラルクとは違う雰囲気を感じました。
音楽を聴いてもインタビュー等を読んでも、バンド全体に漂う空気がREALの頃の停滞感とは全く違って、一緒になって前へ進んで行く意志みたいなものを感じられました。
シングルのカップリングにひとつずつパートを抜いたバージョンや、メンバーがそれぞれ歌うバージョンを収録したりしたのも、メンバーみんなの気持ちが通った遊び心を感じて嬉しかったです。
多少無理矢理にでも、自分達が楽しめることをしようとしていたのかな、という気もしますがw
SMILEのレコーディングの時、kenちゃんは「自分のレコーディングの後、ミキシングルームに残る体質には戻れた」と言ってたっけ。
REALの頃はそれすら放棄していた、と…。
これ以降、kenちゃんも自然なスタンスでラルクをやれているのかな、と感じられるようになりました。
この頃kenちゃんが話していた自分の内面的な変化は、とても興味深かったです。
kenちゃんは、前は感情や思いをあえて言わなくても、周りがある程度汲んでくれると思っていた、と言っていました。
人の考え方なんて誰でも基本的にそんなに変わらなくて、自分が感じることは周りの人もなんとなく同じように感じているんじゃないか。
だからわかってもらえない時に苛立ちを感じた、と。
でも最盛期の頃辛いと感じていたことを後から人に話したら、「全然気付かなかった、全然楽しそうにやってたじゃん」と言われて「うそぉ?!」と思ったとか。
それ以降、思っていることは言葉で伝えないといけない、と強く思うようになった。
意見や思いは言葉で伝える、その代わり話す時には誤解のないように十分な時間を取る。
時間がない時は、あまり不用意なことは言わない。
当たり前のことかもしれないけれど、コミュニケーションの不和が大きな要因だったラルクの辛かった状況から、kenちゃんが学んだことだったのだろう、と思います。
それから、それぞれ個性的な活動をしていたメンバーが集まって再びラルクで活動し始めてエゴがぶつかり合うことはないか、という質問に対して
「エゴは大事。エゴがないよりある方がずっといい。ただし、言い方の問題」
という返事をしていたのも印象的でした。
kenちゃんのこういう内面的な変化は、ラルクの活動休止から再開、それ以降の活動を考えた時、とても重要なファクターだったと思います。
ラルクの重要な意思決定に関してはあまり関わっていないように見えるkenちゃんですが、たぶん全く性格が違うtetsuyaにとっては1番理解するのが難しく、リーダーとしては苦労したのだろうと思います。
私はkenちゃんのことを活動休止になった後に大好きになりましたが、それは「それまでよく知らなかったから」とか「注目して見ていなかったから」というだけではなく、いろんなことを経て内面的に成熟したkenちゃんに惹かれたからだと思います。
…って、かなり上から目線ですね、何様なんだ私はw
しかし、kenちゃんは「ギターがあって良かった、まともな社会人なんて無理」みたいなことを言ったり言われたりしていますが、kenちゃんの仕事に対する姿勢…というか持って生まれた性質かもしれませんが、尊敬しているところがいっぱいあります。
せっかちな人なのだと思いますが、
「やらなきゃいけないことがある状態が嫌いだから、宿題は終わらせてから遊ぶ」とか、「人生で遅刻をしたことがない」とか!
グズでずぼらな自分には信じられない…w
音楽理論等の知識をベースに理系的に考える部分と、感性を表現するアーティスティックな部分とを、両方持ち合わせているところも素敵です。
まさに建築ってこれに通じるものがあると思うので、kenちゃんが両方に惹かれたのは良くわかります。
あと、賛否両論あるかもしれませんが(笑)私はkenちゃんの品の良さみたいなものが好きです。
あんなに下品な下ネタ言ってるのに!というのは置いといて…w
3時のおやつのことを「お三時」と呼び、毎週日曜日には家族揃ってケーキを食べていたという北村家(笑)。
接する人にジェントルマンな対応ができるのはお育ちの良さの現れのように思います。
Twitterでもしょうもないことはたくさん言うけど(笑)本当に言ってはいけないことは言わない。
失礼なことを言ったり問題発言をする人がいても、「嘘だとわかっていてもかわいい」と言い、スルーするスキルも鮮やかだから炎上しない。
あれは本当に、Twitterやブログをする全有名人の方に見習って欲しいと思うくらいですw
そして雑誌のインタビュアーや対談相手の後輩にも気配りする優しさ…。
こういうところが大好きです。
話を戻して、私は2005年に就職してからは環境が変わって忙しくなりました。
AWAKE TOURにもASIA LIVEにも参戦したのですが、その後再び少しソロ活動があった2006年頃は、自分の中でラルクやkenちゃんに向ける気持ちが割合的に言うと少し低くなっていた頃でした。
speedも買ったし、カッコいい!と思いましたが、この頃リアルの恋愛の方にうつつを抜かしていて、ファンクラブで2度目の期限切れをしてしまいましたw
そんな訳で15周年のラニバのチケットは一般発売で取りました。
しかし発券がampmでしかできず、東京に住んでいた姉に頼んだら(名古屋にはampmがなかったので)チケットを失くされてしまいました…w
幸い、会場前で「譲ります」のボードを持ってた方に譲っていただいて何とか観ることができました。
20周年ラニバの時はファンクラブでも取れなかった方がたくさんいたみたいなので、絶対この頃は今よりチケットが取りやすかったと思います。
このライブは、いろんなことを乗り越えたラルクが、結成からの歴史を全て肯定してくれたように感じてすごく嬉しかったなぁ…。
特に、hydeさんが初期のような白い衣装を着て現れた時は感無量でした。
かなり伸びた髪も、この日のために伸ばしていたのかな、と思ったらとても嬉しくて。
私が憧れた、大好きだった初期の中性的なビジュアルを一時期は否定していたhydeさんが、あの衣装で初期の曲を歌うところを生で観られる日が来るなんて、最盛期の頃には考えられなかったことでした。
初めてライブで聴けた曲がたくさんあって、嫌なことや辛いこともいろいろあったけど、ラルクのファンでいて本当に良かった、ファン冥利に尽きる、と思いました。
私はこのライブを観て再びラルク熱が戻って、ファンクラブに入り直しましたw
あ、kenちゃん観なのにhydeさんのことばっかりになってしまったw
そうそう、私は1日目だけ参戦したんですが、DVDに収録されている2日目のkenちゃんのMC「なら外行って見て来るといいと思うけど!」も傑作でしたがw、1日目のkenちゃんのMCも良かったなぁ。
正確には覚えてないけど、
「15年間応援してきてくれたみんなのこと、本当に…愛しておりますよ」
みたいなことを言ってくれて。
照れ隠しで変な語尾になっちゃったのも、予め決めておいた台詞じゃなくこの時のkenちゃんの素直な気持ちだったのかな、と思うし、昔はこんな風に素直な言葉でちょっと真面目なことを言ってくれるような人じゃなかったのに…と思うと余計に嬉しかったです。
2007年リリースのMY HEART DRAWS A DREAMは、ラルクの曲の中でもkenちゃんが書いた曲の中でも、1番好きな曲です。
最初にLEGACYのCMで聴いた時、その短い時間の中でも心がさらわれてしまった、という感じで、フルで聴いてますます感動しました。
メロディの圧倒的な美しさ。
イントロから心を掴むギター。
シンプルだけど、永遠に続くような安定感を感じさせるベースとドラム。
音の起伏に見事に感情を乗せた、艶やかで鮮やかなヴォーカル。
普遍的な、大きな愛情と希望を歌った歌詞。
PVのメンバー全員のリップシンクも、ライブでのイントロのギターソロも観客の合唱も、全てが大好きで大好きで。
「またハートに火をつけろ!」ツアーの富士急の野外ステージで発売前のこの曲を初めて生で聴いた時は、kenちゃんのギターの音が空に放たれてどこまでもどこまでも伸びていくようで、「私にも同じようにある10本の指なのに、どうしてkenちゃんの指からはこんなに人を感動させる音が紡ぎ出されるのだろう?」と、とても不思議な気持ちになりました。
kenちゃんがインタビューで
「自分で自分を驚かせるような曲が書けた。この曲をhydeの声で、tetsuのベースで、ユッキーのドラムで聴ける、ヤッター!って。長くバンドを続けてきた自分へのご褒美曲みたいな感じ」
と言っていたのも、本当に嬉しかったです。
私も、最盛期と言われていた時代を過ぎても、こんな素敵な曲を生み出してくれるラルクの底力を改めて感じたし、そんな純粋な気持ちでkenちゃんが音楽を楽しんでくれていることに、とても感動しました。
そんな思いもあるから余計に、この曲は自分にとって不動のNo.1です。
また、こういうタイプ(どれも唯一無二ではあるんですが)のkenちゃんのシングル曲が聴きたいなぁ!と思っています。
(最近、kenちゃんらしいシングル曲がなかなかないので…)
2009・2010年のKenソロの活動は、本当に大好きでした。
“IN PHYSICAL”も“The Party”も、Hな歌詞もあったりしますが、表現されているテーマは「体を重ねても心は重なり合わない、フィジカルな距離が近付く程にメンタルな距離を感じてしまう、人間の孤独感」みたいなものかと思っています。
このテーマは自分も身につまされるような思いがあってかなり痛いんですが、自分が消耗しているように感じたり、なんとなくやり場のない虚無感みたいなものを感じてどうしようもない気持ちになった時、kenちゃんの音楽は励ますのでもなく無理に気分を上げるのでもなく、ただそこに在ってくれて、それがとても救いになったりします。
「孤独って、共有しちゃったら孤独じゃないからね」と言っていたkenちゃんの言葉、なんて言うか…よくわかります。
そんなどうしようもない感情が、歌詞からも歌からも音からも溢れ出ていて。
ラルクの曲やギターからも溢れているんですが、100%kenちゃんの世界観で表現されるソロはそれをより濃厚に感じて、私はラルクとどっちが好き、と言えないくらい、kenちゃんのソロが大好きです。
アルバム自体はシリアスですが、ライブは本当に楽しかったです。
他のメンバーのソロ活動は、どちらかというとフロントマンが先頭に立って率いている、という印象ですが、kenちゃんは自分の憧れのミュージシャンと一緒にkenちゃん自身も楽しんでいる感じが、kenちゃんらしくてとても楽しいです。
Kenバンドのメンバーは技術も素晴らしいしステージングが本当にカッコいいし、人柄的にもみなさん素敵で、大好きです。
私は特にTAKASHIのベースプレイと人柄が本当に大好きになって、BUGはほとんどわからないのにライブに行かせてもらいましたw(活動休止、残念です…)
ベースを弾く姿があんなに色気のある人はいないと思うし、距離が近いので本当に目の前で目を合わせて弾いてくれたりして堪らないですwww
Partyツアーでkenちゃんのお色直し中(笑)に聴かせてくれたベースソロとJOEさんとのリズムセッションは本当に大好きすぎて!!
他のアーティストも含めて、私が過去に聴いたベースソロの中で1番好きです。
コーラスのTomoちゃんも、力強いロックなヴォーカルも佇まいもカッコいいのに謙虚でかわいらしいところが大好きになって、hitomiのライブもTomoちゃんのコーラス観たさに行きましたw
もう1人のコーラスの方と一緒だったのですが、比較すると改めてTomoちゃんのステージングやヴォーカリゼーションのカッコよさを感じました。
KenソロのライブはMCも濃密で観客との会話も多くて楽しかったですが…単純に楽しいだけじゃなく、音楽で感情の深いところを揺さぶられる、という面でも素晴らしいです。
“Hey! Join the Party”ツアーの福岡で「白い花」でkenちゃんが見せた涙には本当に驚きました。
ポロっと零れる程度ではなく、しゃくり上げて泣き続けて歌えなくなってしまって…。
それから、ギターの弾き語りで披露された、まさかのラルクの“a silent letter”。
感情を音楽で表現することには長けている人ですが、歌は剥き出し過ぎて痛い、と感じることもあります。
できればまた、Kenバンドのメンバーでのライブが観たい、と強く思います。
…っていうかせめて、PartyツアーのDVDを出してください!!ww
この時期には握手会や香港・マカオへのFC旅行等、kenちゃんを間近で感じられるイベントをたくさん行ってくれたのも嬉しかったです。
ハワイのゴルフの時にも話してくれましたが、「支持してくれるファンのおかげで自分のやりたいことを曲げなくてすむ、自分が好きだからやっていることで喜んでくれる人がいることを本当にありがたく、嬉しく思う」という気持ちを言葉や行動で示してくれるのは、とても幸せなことです。
本当は、そんな「見返り」がなくても、自分の好きな音楽を作ってくれる人がいて、自分にはそれを好きになる自由がある、好きな人が楽しく活動している姿を観られる、というだけで十分幸せなことなのですが。
でもファンでいても歯痒い気持ちや苛立ちを感じた時期があった自分には、こういう今の状況がとても嬉しく、幸せに感じます。
ラルクが20周年の活動を終えて他のメンバーが再びソロ活動を始める中、1人沈黙を守っているkenちゃんですが、私は「早く活動して!」という気持ちはあまりなくて、kenちゃんのペースで活動してくれたらいいな、と思っています。
見た景色も、感じたことも、いずれは全てが音楽に変わる人だと知っているから。
表だった活動をしていなくても、好きなゴルフに明け暮れていたとしてもw、たくさん「自分を喜ばせる」ことをして、良い充電期間を過ごしていてくれたらいいな、と思います。
他のメンバーの項目で書いたように好きなkenちゃんの曲を挙げてみようかと思いますが、何分多過ぎて…w
前述の通りMY HEART DRAWS A DREAMとEvery Second, I'm in Romanceはもちろんなんですが、後は…
予感、Voice、風の行方、Vivid Colors、ガラス玉、夏の憂鬱[time to say good-bye]、Lies and Truth、賽はなげられた、Caress of Venus、the Forth Avenue Cafe、真実と幻想と、LOVE FLIES、NEO UNIVERSE、TIME SLIP、a silent letter、叙情詩、LOST HEAVEN、wild flower、未来世界、gimme A guitar、red sky、“S”、ETERNAL REST…
どちらかというと、ミドルテンポでメロウな曲が多いかな?
kenちゃんの曲は、こういうところが好き、というより、もう、私の琴線に触れる、ということに尽きると思います。
だいたい、初めて聴いても「これはken曲だ!」とわかることが多いです。
共作のCHASEはhydeさんの匂いが強過ぎてちょっとわかりませんでしたが…。
ギタープレイに至っては、もう選べません。
全部です(笑)。
クリアトーンのキャッチーなリフも、ヘヴィなディストーションも、ギターソロの早弾きも、流麗なアルペジオも。
やたらとテクニックを披露する訳でも自己主張したがる訳でもなく、あくまで曲の世界観を表現することに重きを置いたギターが大好きです。
あ、冒頭でルックス否定から入りましたがw、今ではkenちゃんの猫口も、細い目も、高い鼻も、セクシーな首筋や胸元も、「ちょっとぐにゃり」な髪質も、すらっとして背が高いところも、長い手足も、綺麗な指も、体格のわりに肩幅が狭いところも、浅黒い肌も、スーツでビシッと決めてる姿も、ダサめな私服もw、全部大好きです。
特に好きなのは、筋肉がつき過ぎていない細い二の腕w
私はkenちゃんは年齢を重ねるごとに格好良さが増していると思いますが、二の腕だけはS.O.A.P.時代が1番好きですww
最後に。
ソロ活動でもラルクの活動でも、これからもkenちゃんが音楽を楽しんでくれて、私の琴線に触れる音楽を作り続けてくれて、それをずっと追いかけていくことができたら幸せです。
kenちゃんとkenちゃんの音楽に出会えた奇跡に、心から感謝しています。
ありがとう。
2004年 READY STEADY GOのPV
男前!この頃からほとんど変わってないのがスゴい!w
知り合いがフランスに新婚旅行に行った時、地下鉄にいっぱいあった!と撮ってきてくれました。
「ラルクスゲーな!!」って興奮してましたw
2008年 パリドキュメンタリー。この髪型大好き!
大好きなKen Bandのみなさん。また観たい!!
JACK IN THE BOX 2009
20周年。こんなバンドになるなんて思ってなかったなぁ…
まさかの演出でリーダーのバースデーを祝福。
2011.10.2 20th L!Anniversary Tour@札幌
kenちゃんのイキ顔は最高です!
World Tour 2012
大開脚!w これからも思うように進んで行ってください。
2012年5月 国立競技場