正月明けに発覚したバイクの不具合

 

 

早くも半年が過ぎようとしています。

 

勿論放置していたわけではなくタンクと燃料コックを

 

念入りに水洗いして乾燥。

 

キャブレターも一応洗浄してはみました

 

 

その後しばらく放置していたのですが流石に梅雨が

 

明けたら青空ガレージの悲しさで作業困難となるため

 

思い切ってガソリンを注入して始動にトライ。

 

結果は一応エンジンは掛かったもののすこぶる調子が悪く

 

アイドリングしてくれません。

 

近所をだましだまし走ってみるとスピード(エンジン回転)が

 

上がれば問題無い物のと低速では若干の息つき状態。

 

アクセルにも素直に付いて来てくれません。

 

 

あ~ぁ・・・

 

 

でもキャブのスロー系に問題が有る事がハッキリしました

 

そこで車体から取り外しての徹底メンテの開始です。

 

その前にアイドリング不良の原因となり得るこちらから確認

 

 

 

キャブボディの横に付いているエアカットバルブ

 

ゴム部品なので経時劣化し敗れるとアイドリングに

 

影響します。

 

しかし柔軟性が残っていて見た処も問題無さそう。

 

とかやっているうちにパラパラと雨が・・・

 

大急ぎで摘出したので途中の写真は有りません。汗

 

何とか濡れずに作業完了。

 

 

早速外したキャブを分解して行くのですが

 

?な点を見付けてしまいます

 

まずはこちら

 

 

フロートのレベルが明らかに低い。

 

低いというより底付していてフロートバルブの

 

反力を感じられません。

 

試しに前回1つだけ交換したリプロ品を確認すると

 

 

その差は明らかでこれでは燃料が濃くなって当然。

 

ただし今回のタンクキャップとは無関係なので

 

真の原因では無さそうです。

 

 

次に気になったのがこちら

 

 

写真中央のゴム部品が痩せてゆるゆるになってます

 

こちらも燃料調整に重要な部品でピッタリと嵌っていないと

 

アイドリング不調に繋がる可能性が有ります。

しかしこちらも決め手とはならなさそう。

 

そこで各ジェット類を外して確認して見る事に。

 

此処で重要なのがこちらのドライバー

 

 

ジェットのマイナス部にピッタリ嵌る先端なので

 

力を入れても舐めるリスクが少なくなります。

 

早速こちらで8つのジェットを確認して見ると・・・

 

 

 

どれも綺麗な物で全く問題なし・・・

 

そこで次は例のゴム部品が嵌っていた奥に有る

 

ジェットを外してみることに

 

 

 

すると完全に詰まってはいないものの穴径が

 

明らかに狭くなっています。

 

しかも↑の写真でも写っていますが右の穴には

 

異物が詰まっている!

 

4つあるこちらの部品ですが異物は此処だけだった

 

ものの穴が狭くなっているのは総てで

 

どうもこちらは真の原因の一つの様です。

 

参考までにリプロながら新品部品と比較して見ると

 

 

センターの穴径がまるで違っています。

 

考えてみたらこちらは例のゴム栓の内側になるので

 

溜まったガソリンに浸かった状態になりスラッジは

 

付きやすい状態で使われている訳です。

 

劣化したガソリンなら尚更でしょう。

 

残念ながらこちらのリプロ品は他車種用なので

 

そのまま交換は出来ず詰まったジェットを洗浄して

 

再利用する必要が有りますがちょっとだけ出口が

 

見えた感じです。

 

あとは若干残っている部品の確認をして

 

リトライしてみようと思います。

 

 

ご訪問いただきありがとうございました