来月あたりで椎茸が採れそうなので様子を見がてら、草刈りすることに。
ほだ木に被せていた寒冷紗を取っ払って、下草を刈りながら、、、
椎茸は湿気を好むので綺麗に草を刈ってしまうのは如何なものか?
適当に刈ることにしました。

寒冷紗は長竿置き場と柿の木の間に。
ここから黒豆畑に鹿が侵入しているかもしれないので念のために鹿対策です。

寒冷紗がないとほだ木に日が当たります。木の枝に絡んだ蔓草が日除けになりそうなので椎茸が終わるまで刈らずにおきます。

放任状態の柿ですが、テッペンに実が残っています。

ちょっと熟し過ぎかな。富有柿なので甘いはず。

1つだけでは淋しいので他の木も捜してみました。
母屋の横の柿はずいぶんと実がなってます。この辺りではニタリと呼ばれている渋柿、採るのはパス。毎年実をたくさんつけますが、だんだん小粒になっています。焼酎をつけて 4日ぼどねかせると渋みがとれて甘くなります。

駐車場の富有柿、若木ですが少し実が残っていました。もいで囓ると甘い。

今年は久しぶりに柿を採りました。柿はあまり食べないし、毎年頂き物があるので作る気がせず、手入れといっても冬場の枝切りくらいです。大きくて虫食いのない実をたくさん採ろうと思えば最低でも3回ぐらいは動力噴霧器を使って消毒しないといけません。剪定、摘花、摘蕾も必要です。自分の家で食べるだけなら1本あれば充分過ぎます。放任なら2、3本もあればそれなりに秋の味覚を楽しめます。肥料不足、生理落下、虫や鳥、鹿などの食害で実はほとんど無くなり、残るのは数個です。放っておけば自然に落下して種が地面に残ります。おそらく、運良く芽が出ても親木の元では大きく育たないかもしれません。柿の命を繋ぐのは動物や鳥に食べられて遠くに運ばれ、糞に混ざって地面の落ちた種かもしれません、などと考えると、今日採った柿は正真正銘の自然の恵、たくさんは要りません、ほんの少しおこぼれをいただきました。