ある意味苦しかった入院生活 | 札幌在住のネイリストの日々

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私がまだOLだった20代前半の頃。

長引く風邪をこじらせて重症化してしまい
1週間ほど入院をしたことがありました。

内科的なものだったために、
三日間ぐらいは
食べ物・飲み物一切取らずで点滴中心の治療だったのです。

食事の時間になると
隣のベッドから漂ってくる配膳食の匂い。

食べたくても食べられない苦しさは
耐え難いものがありました。

思い出しても笑えるのが
その時、病院に持って行ってた手帳に
ギッシリと食べ物の名前を書き連ねていたのです。

ハンバーグ・お寿司・焼き鳥・ケーキ・・・などと。

それでも4日目ぐらいには少しずつ回復し、
‘おかゆ’も出てくるようになりました。

まずは塩味も何も付けずに食べた一口は

「この世にこんな美味しいものがあったのか」

というぐらいに感動したのを覚えています。

普段は何も考えずに納豆やふりかけを乗せて
食べていた「白いごはん」のありがたさを
改めて感じたのです。

そのうち、食事が取れるようになって落ち着いてくると
友人や職場の人たちもお見舞いに来るようになりました。

当時、私には
同じ職場に内緒で付き合っている彼氏がいました。

携帯電話の無い時代。

連絡の手段はもっぱら公衆電話でした。

私は病院の売店から電話をして
お見舞いに来てもらう約束を取り付けたのです。

「明日、夕方4時頃行くから」と。

内緒の交際だったけど
平日のその時間なら知り合いも来ないだろうし・・

そう思って翌日待っていると

「オウ!どうだ!調子は」

ナント、職場の上司がお見舞いに来てくれたのです!

時刻はもうすぐ約束の4時。

ありがたいやらハラハラするやらで
上司が帰るまでは気が気じゃない時間を過ごしたのです。

結局、ハチ合わせにはなりませんでしたが
今考えても
テレビドラマのようなドキドキ感を味わった一幕でした。


入院生活で得たもの・・・

それは、「何もつけない本来のお米」と「スリル感」
この二つを味わったと言うことじゃないでしょうか。







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