お肌の潤い、足りてますか?
人間の皮膚は厚さが約2㎜で、
表面から
表皮層・真皮層・皮下組織の、
3層に分かれています。
外界に触れる表皮層の表面は
角質層と呼ばれ、
その厚さ(薄さ?)わずかに 0.02mm。
その 0.02mmの薄い角質層が、
ウイルスや細菌などの異物から体を守り、
肌のダメージを抑え、水分を保持して
潤いを守るバリアの役割を果たしています。
角質層の細胞は、
ケラチン繊維と線維間物質から
構成されており、
線維間物質には、肌の潤いを保持する
天然保湿因子(NMF)が存在します。
天然保湿因子・NMFとは
Natural Moisturizing Factorの略。
アミノ酸は、
このNMFの約40%を占めています。
他の成分としては、乳酸、尿素、ミネラル塩類、
糖類、有機酸、たんぱく質などがあります。
このNMFが奪われると、
肌が乾燥したり、肌荒れしたりといった
トラブルをひき起こすのです。
その水分保持に重要なNMFを
失わないようにするために、
大きな役割を果しているのが、細胞間脂質です。
細胞間脂質とは、角層内で
角層細胞同士の間をしっかりと接着する
セメントのような役目を果たして
肌内部の水分が蒸発するのを防いでいます。
細胞間脂質は、セラミド、遊離脂肪酸、
コレステロールから構成されていますが、
中でも約50%を占めるセラミドは、
肌本来の保湿機能を担うための
重要物質と言えるでしょう。
生活習慣の乱れなどにより、
ターンオーバー(角化・肌の新陳代謝)が
うまくいかなくなると、
セラミドをつくり出す機能も弱まってしまいます。
やっぱり生活習慣は肌のトラブルとも
切っても切れない関係性がありますね。
NMFを失わないように
上手に生活して
潤い肌を保っていきましょう。
では、また。
明日を人生で最高の1日にしていきましょう。
Peace.