ストレスとノルアドレナリンは

切っても切り離せない関係です。

 

三大神経伝達物質の一つと呼ばれる

ノルアドレナリンは

 

恐怖や不安といった

ストレスから逃げたり、

あるいはそれらに打ち勝つために

 

交感神経を活発に働かせ、

注意力や集中力を高めます。

 

つまり、

自分にストレスをかけてやれば

ノルアドレナリンは分泌されるわけです。

 

 

交感神経が活発になると、

心拍数や血圧の上昇が起こり、体は

「いつでも戦える!」

「いつでも逃げ出せる!」

という、アクティブな状態になります。

 

動物が

突然の危機(急に人に出くわすなど)に

直面した時、

毛を逆立てて逃げられる態勢をとったり、

威嚇することがありますね。

 

ノルアドレナリンが分泌された状態とは

正しくああいう状態なわけです。

 

 

 

ただ、このノルアドレナリンの効力は

短期間しか持続しないと言われています。

 

厳しい上司でも

毎日のように厳しく接せられていると

慣れてしまうのと同じです。

 

臨戦態勢はいつまでもとっていられないのです。

 

 

また

ノルアドレナリンが分泌される

ということは、

それだけストレスがかかっている

ということなので、

 

いつまでも分泌され続けていると、

疲労が蓄積したり、

精神に支障をきたす可能性も

出てきてしまいます。

 

 

分泌が過剰となると、

イライラ・不安感につながったり、

攻撃性が現れたり、

不眠や交感神経症状(動悸・血圧上昇など)

にもつながります。

 

したがって、ノルアドレナリンは

単に分泌させるだけでなく、

「分泌させない時間=休養」をとることも大切なのです。

 

 

「闘争と逃走(Fight and Flight)のホルモン」

とも呼ばれるノルアドレナリン。

 

ストレスに立ち向かうためには

ないと困りますが、過剰でもまた問題です。

 

 

 

次回は

ドーパミンやノルアドレナリンのバランスを取る

重要な神経伝達物質を紹介します。

 

 

 

では、また。

明日を人生で最高の1日にしていきましょう。

Peace.

 

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