今年の大河ドラマ「麒麟がくる」の中で
(あと何話分撮ってあるのか気になるけど)
斎藤道三が、自分に楯突いた息子の高政(義龍)に「お前」と言われたときに
返した言葉が印象に残っています。
「言葉は刃ぞ。」
親子の間柄で、子が親に向かって「お前」と言えば、
戦国の世でなくても、諍いの原因になろうというものです。
(まぁロクでもない親にはそう言いたくなるかもしれませんが。)
言霊の力を信じようと信じまいと、
「言葉は刃になる」という台詞には誰もが納得いくところ。
言葉は心を癒すことも、支えることもあれば、
深い傷を負わせることもできる・・・。
「言葉は刃」と肝に銘じて慎重に使うことは
昔も今も人間関係において、とても大事なことですね。
言葉遣いがちゃんとしていて、心配りができる人は
敵を作らないし、重宝されるし、尊敬されます。
暴力などもってのほかですが、
言葉の刃で傷つけ合うことも、避けていきたいものです。
その気がなくとも、軽々しく振り回せば傷つく人がいる。
言葉の刃を決して鞘から抜かぬよう、心がけたいものです。
自戒を込めて。