数年前 

家に仏壇がやってきて 我が家に手を合わせる場所ができた
家族が増えたかのような 安らぎの場所

義母に続き 義父も亡くなり

うちの奥さんの実家は取り壊され 更地となった

他界して数年経つが
人が亡くなるということは なかなか大変なことだ

新しい自分の家族と共に暮らす毎日であっても
育った家と 両親を失った心の空洞は計り知れない
その穴を少しでも埋めるためにも
仏壇を迎え入れられたことは 良かった


この世に変わらないことがあるとすれば それは
「全ての事柄は変わってゆく」
ということだけだ とよく言われる


全ては刻々と変わってゆく
ならば 変化に対応していかねばなるまい
成長していかねばなるまい

いつかは自分も亡くなる
できることは 今を精一杯生きていくことだけ

いつでも それだけだ