Kさん撮影:北条鉄道 東北からやって来たキハ40③ 木造駅舎コラボ編 | D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

“NO STEAM, NO LIFE!”
物心がついた時から蒸気機関車が好き。
1970年代に撮った写真はプリントでわずかに残るのみ(泣)
今は関東近県の復活蒸機を撮影するのが楽しみ。
そんな写真を載せたいと思います。
D51338は故郷、飛騨高山にいたカマです。

今日はKさんシリーズの続きで、7/9(土)撮影の北条鉄道の3回目、ラストです。代理投稿 by D51338

                      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Kです。今週末の24日が祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾巡行。私の京都での住居は後祭の山鉾を出す地域にあり、これからが本番です。前祭の方が山鉾の数も多く観光客が大勢押し寄せていましたが、後祭はもう少し静かに風情を味わえるのではないかと期待しています。
皆さまにもこの記事の次に、祇園祭ネタをお届けしようかと思っています。

さて、7月9日土曜日、北条鉄道キハ40の3回目=最終回は「木造駅舎コラボ編」です。

① 最初は長(おさ)駅から。北条鉄道の木造駅舎は、どの駅もホーム側が一番風情を残しているように感じます。上りキハ40の発車を見送った後、1915(大正4)年、播州鉄道として開業した年に建築された駅舎の風情を、じっくりと味わうことにします。

② 青地に白ペンキで書かれた字の駅名看板、段差のある駅の窓口、木の窓枠、木製の椅子など、木造駅舎好きの私Kから見ても相当レベルの高いものが、ここ長駅には揃っています。

③ 国鉄時代の鉄道電話のボックスもそのまま残されています。

さすがに使われてはいないでしょうが。

④ 長駅に次の上り列車が到着。

この列車に乗車し、隣の播磨下里駅に移動します。


到着シーンの動画もご覧ください。


⑤ 播磨下里駅で発車を見送ります。播磨下里は、鉄道開通2年後の1917(大正6)年に開業した駅で、駅舎の作りも両側の法華口駅、長駅よりも小柄です。

駅舎出入り口はホームと直角の位置にあるタイプになっています。

⑥ 播磨下里駅にも昔ながらの手書きの駅名看板があります。

長駅のものとは字体が違いますが、右からの横書きのものを上から書き直した跡があるので、こちらの方が古いものではないかと推測されます。

⑦ 駅から徒歩20秒のところにある冷房の効いた食堂で昼食をいただいた後、播磨下里駅から一旦北条町駅に行くため下り列車に乗車。列車の到着シーンを撮影しました。


動画も併せてご覧ください。


⑧ 北条駅近くでひまわりコラボを撮影の後、法華口駅へ。

北条鉄道は三セク鉄道として開業以降全線一閉塞となっていましたが、朝夕通勤通学時の列車増発のため法華口駅の列車交換設を2020年に復活させました。

ただその際、新ホームを従来の駅舎やホームの下り方に新設(パイプで足回りを組んだ、今どきのつくりです)したため旧ホームは使われなくなり、駅舎前のホーム(写真)が乗降に使われていた単線時代からはずいぶんと雰囲気が変わってしまいました。

⑨ といった次第で、今は駅舎前の旧ホーム(写真)に列車が止まることはありません。
一方、1915(大正4)年建築の駅舎内にはパン屋&喫茶が営業し、旧待合室で冷房が効いた状態でくつろぐことができます。

夏の暑い時期の列車撮影行には本当に助かります。

⑩ 旧ホームの外れに新設された分岐器を渡り新ホームの下り線に到着する直前のキハ40を、旧駅舎と無理矢理コラボさせてみました。見るからに、夏~~~って感じの空ですね。

⑪ 木造駅舎巡りの最後は、もう一度長駅へ。前回紹介した旧ホーム側から、花壇のマリーゴールドと駅舎コラボです。

⑫ 長駅の旧下り線ホームと駅舎。法華口、播磨下里駅ともに、木造の駅舎だけでなく使われなくなった旧ホームも残っていて、かつて地方鉄道が華やかだった頃の名残が見られます。

北条鉄道出撃の報告は以上になります。北条鉄道の前に和田岬線を訪れ、神戸電鉄やJR加古川線も多少撮影していますので、祇園祭の報告の後、また機会を見てご覧に入れるようにします。