Kさん撮影:京都桜便り 祇園・醍醐 2022.4.2 | D51338の ほぼ蒸機ブログ “NO STEAM, NO LIFE!”

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物心がついた時から蒸気機関車が好き。
1970年代に撮った写真はプリントでわずかに残るのみ(泣)
今は関東近県の復活蒸機を撮影するのが楽しみ。
そんな写真を載せたいと思います。
D51338は故郷、飛騨高山にいたカマです。

今日はKさんの京都桜巡りでその3を。先週の土曜日4/2は、京都もすごい人出だったらしいですよ。 代理投稿 by D51338

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Kです。京都桜巡り、3回目です。先週末の4月2日土曜日、週末のもの凄い人出の中、名所と呼ばれるところを巡ってきました。

① 2022.3.31 円山公園 

今回も前回の積み残しから始めます。

高台寺の枝垂桜を見に行った後は、祇園の八坂神社の奥、円山公園にある通称「祇園のしだれ桜」のライトアップへ。

この写真には何本かの枝垂れ桜の木が写っているのですが、中央の大木は樹齢約90年の紅枝垂桜。かがり火の炎の色と比べライトアップに照らされた花は白く見えますが、やはりほんのりと紅みがかかっています。


② 2022.4.2 円山公園 

同じ「祇園のしだれ桜」を、土曜の花見のコースの一番に入れて見に行きました。きれいな青空バックとなりましたが、心なしかライトアップに照らされた花の方が艶やかに見えます。

NHKBSの京都の桜中継番組に出演していた有名な桜守りの方のコメントでは、昨年の気候が厳しかったせいか、今年の祇園しだれ桜の花の勢いはあまり良い方ではないとのことでした。


③ 大石神社 

八坂神社の前からバスに乗り、国道1号線の峠を越え山科に入り、とある神社に寄ってみました。あの赤穂浪士の大石内蔵助が討ち入り前に隠棲していたのがこの地だそうで、後に内蔵助を祭る大石神社が建てられました。本堂の前にあるこの桜は、大石桜と呼ばれる枝垂れ桜の大木です。

 
④ 同 
大石神社の社殿の背後は森になっていますが、社殿横の木が若葉を芽吹いていました。ソメイヨシノが終わり八重桜の季節になるとこのような鮮やかな新緑が至るところで楽しめるようになりますが、陽だまりの池のほとりで一足早く会うことができました。


⑤ 2022.4.2 醍醐寺 

さて、いよいよ京都の桜名所の本丸とも言える醍醐寺へ。大石神社の前を通る京都駅発醍醐寺行きのバスに乗ったのですが、車内は超満員。降車客でできた隙間に前のドアから入れてもらい、何とか乗れました。

醍醐寺の境内は至るところに桜の名木があり、まるで桜のテーマパーク。秋の永観堂並み、いやそれ以上のもの凄い観光客の数でした。写真③のように枝垂れ桜の木全体をいれようとすると人波が写ってしまうので、このように土壁などと絡めるしかありません。


⑥ 同じように塀コラボ。ソメイヨシノかと思いますが、中央下の花がまさに開いたばかりのようで、濃い桜色に染まっていました。


⑦ 塀コラボの3枚目。塀の向こうに写っているのは三宝院の唐門。桃山時代、豊臣秀吉の「醍醐の花見」のときに作られた書院や庭園の門で、国宝です。近年整備復元され、昔の輝きが蘇りました。両側の皇室の菊の御紋の間、扉の方には豊臣家の桐の紋が鮮やかに描かれています。何でも天皇の行幸時には扉が開いて桐の紋は内側に隠れ、菊の御紋だけ見えるようになっているとか。


⑧ 醍醐寺の金堂や五重塔がある伽藍エリアの入り口の仁王門です。仁王門に向かう参道からの撮影で、カメラを上の方に向けているので桜の花ばかり写っていますが、画面を下に振ると桜の花と同じくらい多くの人の頭が写ります(笑)


⑨ 金堂の前から撮影した五重塔。平安時代の西暦951年に建立。京都の五重塔で最も古いだけでなく、京都府内最古の木造建築物だそうです。醍醐寺は山科区にありますが、東山を越えて京都盆地に入ると、火災や戦乱のため平安時代の建物は一つも残っていないそうですよ。平安京があったからこその千年の都なのですが、意外と言えば意外です。


⑩ 五重塔の周りにも枝垂れ桜が多く咲いています。

人波の隙間を縫ってコラボさせてみました。


⑪ 唐門がある三宝院の中にある立派な枝垂桜。

この画面の下は、書院に上がり建物の中から庭園を見ようとする観光客の入場待ち行列となっています。醍醐の花見のときに整備された立派な庭園や建物内の装飾や襖絵の数々も見たかったのですが、あまりの人の多さに退散して次の機会に出直すことにしました。


⑫ 2022.3.13 阪急嵐山線 松尾大社駅 

最後は恒例の鉄ネタ。次回は翌日4月3日の嵯峨野嵐山ネタの紹介になりますが、烏丸駅から阪急に乗車、桂駅で阪急嵐山線に乗り換え、渡月橋の対岸にある阪急の駅へと向かいました。

写真は同じコースで3月に松尾大社に行ったときに駅で撮った嵐山線の電車です。ステンレスカー全盛の時代に阪急の電車は全て伝統のマルーン塗装。しかも嵐山線の主力はこの6300系。4両編成ですが2ドアで、車内の中間部は2列+1列の転換クロスシート。何でも1975-78年デビューの元特急車両で、後に近郊用に改造されたとか。現在はローカル+観光客輸送に使われていますが、道理で風格のある車両だと思いました。私の地元の小田急線だと5000系の後期増備車くらいの世代になるでしょうか。

次回、嵐山公園の展望台まで上がり、保津川沿いのトロッコ列車が見えるというポイントまで行ってきました。どうだったでしょうか?お楽しみに。