本日は、私が門鉄デフでわからないことがあるとお世話になっている
「門鉄デフ物語-切取式除煙板調査報告-」 関 崇博 氏著
(発行:2009年7月㈱ネコ・パブリッシング)の書籍紹介です。
前に投稿していると思ったらまだでした(^^)
① 鉄道ファン誌に1970年、"門鉄デフ"調査レポートが、2004年にも加筆されたものが連載されたのを覚えておられる方もいると思います。その後、上記を1冊にまとめたものがこちらで2009年に出ました。今もよく読ませていただいている、言わば「バイブル」の一つです。
② その中から何ページかを紹介させていただこうと思います。
左上 58654:現役時代です。K-7タイプですが69600からの譲渡とのことで大きいですね。今はもっと縦が短いです。
肥薩線の一日も早い復旧をお祈りいたします。
左下 C5058:1954年にK-7で「波と千鳥」の装飾をされましたがその後塗りつぶされたものを1969年に関氏が磨き出した時のもの。
右下 48647:1969年10月、長崎国体の時のお召牽引本務機の晴れ姿。K‐7タイプに日章旗が凛々しいですね。
③ 除煙板の誕生の部分です。左上: C6033の補助除煙板、いわゆる盛鉄式ですね。左下:C57190の煙誘導装置。物々しいですね。右上:C5736の補助除煙板で4枚の板でできているらしいです。右下:D51322 敦賀式集煙装置装備第1号機、補助除煙板もついてます。
④ 左表:門デフは15形式、215両に装備。K‐7、G‐5などのタイプは24種類もあります。右表:1両ごとに門デフのタイプ、改造時期と工場などが詳細に記されています。頭が下がりますね。
⑤ 左:かもめ専用機で有名なC5711がK‐7デフに「かもめの羽と波がしら」の装飾が施された1954年2月の記録です。右のC5058は②の1954年12月、「波と千鳥(ツバメ説もあるらしいです(^^))」装飾です。
⑥ K‐4タイプのC5511。1955年3月には上下にスライドするデフに集煙装置を載せていた姿。集煙装置は1年ほどで撤去され、右下:後年、上部の板は固定されたようです。1966年@直方
これは写真でご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
⑦ D52ではただ1両の門デフD52333。これは見たことがなかったです。ボイラが大きいのであまり似合わないような気がしますね。
という私のバイブルのご紹介でした。お好きな方はぜひぞうぞ(^^)/
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