するとすぐさま「じゃあ今度英語教えてよ!」
と言ってきた。
僕は「あぁ、はい…」
とあんまり乗り気ではないがそう答えた。
そんな質問攻めに飽き飽きしてる僕とはうらはらにクラスの人達は外国から来た僕に興味津々だ。
僕は心の中で『都会から少し離れていてしかも全寮制で少しは家族から離れて空気の綺麗なところで穏やかに暮らせると思っていたが、ほとんど変わらないな…』とガッカリしていた。
そんなことを思っていたら、キーンコーン カーンコーンとチャイムが鳴った。
そのチャイムを聞いて先生は「じゃあ今はここまで。あっ、そうだ神崎くんの席は廊下側の真ん中だから」
と言って教室を出ていった。
それと同時にクラスの人達が一斉に僕の周りに集まり一斉に喋り出した。
いきなりの質問攻めにオロオロしていると「そんなに一斉に喋り出したら彼が困るだろう」
とクラスの一人が呆れた口調で止めに入ってくれた。
僕は少しホッとしてそう言った彼の方を見た。
そこには…整った顔立ちをした世にいう『イケメン』が立っていた。
そして彼も僕の方を見て「俺の名前は美澤大輝。よろしく」
と言って手を差し出してきた。
僕は差し出された手には握手せずに「よろしくお願いします」
と言った。
すると彼は、差し出した手を静かに引っ込め「お前らさっさと席つけよ」
と言って席に戻っていった。
彼が席に戻ってったあとすぐにチャイムが鳴った。
僕は『助かった…』と少しホッとした。
そして1時間目が終わり次の授業の準備をしていたら「漣音!」
と誰かに呼ばれた。