リチウムイオンサブバッテリーの並列接続に関する見解 | 空飛ぶわんこ

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キャンピングカーのサブバッテリーをリチウムイオンバッテリーに換装する際の「リチウムイオンバッテリーの並列接続」に関して疑問に思っている方も多いでしょうか?

 

何件か問い合わせいただきましたので、ボクの見解を書いておきたいと思います。

 

 

最近ではオンリースタイルやレノジーなどが自社のバッテリーなら並列可能と謳っていますね。

 

でも、ネット上には「リチウムイオンバッテリーに関して並列はダメよ!」ってな情報も多いですよね。

「並列にしなくても大丈夫な様にいろいろなサイズのセルがあるんです」とも書いてあったりもします。

 

並列に接続すると、並列間で循環電流が行き来してしまい、劣化するとかって情報もありますね。

 

 

さて、実際はどうなんでしょうか?

 

ウチのキャンピングカーでは8直列にしたセルを3組作り、直列それぞれにBMSを装着して、それを3並列に接続しています。

 

スマートBMSなので、スマホでバッテリーの電圧、電流を確認できます。

直列の一組毎にBMSを装着しているため、一組毎の電圧、電流が確認可能♪

 

それぞれの組みの間での電圧はバラつきなくほぼ同じになっています。

 

電流の方は、大電流での充放電時には各バンクで異なる値となっていますが、充放電電流が小さくなると差は減り、また充放電を止めてしばらくするとそれぞれの電流は0Aを示します。

並列で接続しているためにすぐに揃うようです。

電流が行ったり来たりを繰り返すような循環電流が流れている事象は一度も観測できていません。

 

これはウチのキャンピングカーだけでなくウチで施工した2台の並列システムも同様です。

 

 

リチウム換装の師匠の車両では、ウチのと同様(ってかウチが師匠のと同じなんですけど)の充電制御システムとBMSを用いて、2並列ですでに2年以上使用しています。

その師匠の車両でも循環電流は観測されずに2年を超えた今でもLiFePO4のセルは状態が良く問題なく使用できています。

 

サンプル数は少ないし、実験期間も最長で2年しか経過していませんが、これらの結果からLiFePO4の並列接続は問題ないと考えています。

 

もちろんただ単に並列にして良いわけではなく、適切な充放電管理、BMSの設定が必要ではあると思います。

 

 

 

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